2008年4月7日月曜日

教諭が人格傷つける「部活便り」 男子生徒不登校に 札幌の中学で

札幌市立中学校の男性教諭(30)が昨年十月、顧問を務めていた運動部の当時一年生の男子生徒の人格を傷つける内容の部活動の「便り」を配布し、その後、生徒が不登校になっていることが、六日分かった。
 札幌市教委などによると、便りは顧問教諭の手で随時発行され、部員全員に配布されていた。このうち昨年十月二日発行の便りで、教諭はこの生徒を名指しして「わがまま」「上達はあり得ない」などと書いていた。
 生徒は、配布から間もなく、校内でいじめを受けて、十一月から不登校になった。現在も、市教委が派遣したカウンセラーも面会できない状態が続いている。
 市教委は三月末、学校に報告書、教諭に事情説明書を提出させており、「極めて不適切な表現で、さらに詳細の確認を進めている」と話している。
 男性教諭は四月一日付で、別の中学校に異動した。