2007年12月28日金曜日

お疲れさま 光世サンタ 綾子さんと始めたXマス会 今年で幕

【旭川】小説家の故三浦綾子さんの夫で、三浦綾子記念文学館長の光世さん(83)の、旭川市内の自宅で二十六日、最後の「子どもクリスマス」が開かれた。二人でプレゼントを用意し、近所の子供たちを招き続けたパーティーだが、光世さんの高齢により四十八回目の今年で幕を下ろした。百人近くが訪れ、最後のサンタ姿の光世さんと交流した。
 クリスマス会は綾子さんが作家活動を始める前の一九六○年から開いてきた。旭川営林局に勤めていた光世さんが、忘年会欠席者に渡された五百円を持ち帰り、綾子さんが「近所の子供を集めてクリスマスを祝おう」と発案。ともにキリスト教徒で子供好きの二人は贈り物を用意し、当時住んでいた九畳一間の家に十人の子供たちが訪れた。
 参加者は年ごとに増え、「十年目ごろからは百人を超えた」と光世さん。赤いサンタクロース姿もおなじみになった。綾子さんが十月に亡くなった九九年も「休んだら綾子が悲しむ」と続けた。
 この日は札幌から駆けつけた親子を含め、約六十人の子供と親や協力者たちが訪れ、光世さんが「集まってくれてありがとう」とあいさつ。参加者の電子ピアノ演奏などを楽しんだ。最後にサンタ姿の光世さんが子供たちにお菓子やおもちゃを渡した。光世さんは「五十回まで続けたかったので残念。でも、私も年を取りました。綾子も天国で『ご苦労さん』と言ってくれるでしょう」と話した。

2007年12月24日月曜日

札幌山の手2年ぶり初戦突破/高校バスケ

<全国高校選抜バスケット:札幌山の手112-88中津北(大分)>◇初日◇23日◇東京体育館◇女子1回戦
 女子の札幌山の手が中津北(大分)を112-88で下し、2年ぶりに初戦を突破した。序盤は動きが固く、不用意なファウルを連発したものの、渡辺愛(3年)が3点シュートを6本決めるなどし、粘る相手を突き放した。
 左ひざの骨折から復帰した渡辺が、嫌な流れを断ち切った。ひざは「まだ50%くらい」の状態だが、重要な場面で得点を重ねた。渡辺勝也コーチ(42)は「点を取るセンスがある」と鮮やかな復活劇に目を細めた。
 ただ試合については渡辺コーチの表情はさえなかった。「足が動いていなかった。つながりもなかったし、内容は駄目」と厳しい言葉で振り返った。1、2年生だけの相手に対し、先発は全員3年生。「気負いがあった。初戦だから気を付けていたのに」と三浦春日主将(3年)も敗者のように漏らした。24日の相手は総体準優勝の岐阜女(岐阜)。反省点を修正し、難敵突破を目指す。

2007年12月19日水曜日

米コンサル大手、札幌に拠点200人雇用 来月技術者を順次採用

米大手経営コンサルティング「ベリングポイント」の日本法人(東京、内田士郎社長)が来年一月、札幌市中央区に「北海道ビジネスソリューションセンター」を開設することが十八日、明らかになった。顧客企業向けに会計や顧客管理など、さまざまなシステムの開発を手がける国内初の拠点となる。二○一○年までに技術者約二百人を雇用する計画だ。  同社は札幌進出を機に、システム開発のほか、高い技術力を有する道内の情報技術(IT)企業とも連携する方針。当初は社員十人程度からスタートし、順次、経験者の採用を進め、○九年度からは大学新卒者も採用する。ソリューションセンターはJR札幌駅周辺のビルに置く。  ベリングポイントは現在、アジアでのシステム開発の拠点を中国の大連と上海に持つが、それらに加え、日本語で使えるシステムの開発環境が整う国内での拠点づくりを検討。複数の候補地の中から、IT関連の技術者や企業が多い札幌に決めた。  同社によると、札幌にはシステム開発で、国内でもトップレベルの技術を持ちながらも、知名度が低いIT企業が数多く存在。こうした企業と協力関係を築き、世界各国に展開する同社の顧客企業に紹介したり、システムを共同開発する方針。同社は「札幌に眠っている高い技術を、東京や海外に発信したい」としている。  同社は一九九七年設立で、資本金三億六千五百万円。国内では東京のほか、大阪、名古屋に営業拠点があり、従業員は約千人。売上高は○六年十二月期決算で約二百三十億円。  来年二月から毎月、札幌などで技術者を対象にした採用セミナーを開く予定。

2007年12月15日土曜日

天売島で4年ぶりにオロロン鳥のひな確認

羽幌町の天売島で、絶滅が心配されているウミガラス(オロロン鳥)のひなを、環境省羽幌自然保護官事務所が4年ぶりに確認していたことが14日、分かった。 7月15日にひな1羽がかえっているのが確認されたが、約1週間後に親鳥とともに行方が分からなくなったという。
 同事務所などは「巣立ちにはまだ早く、何らかの原因で死んだ可能性が高い」とみているが、保護活動を進めてきただけに「対策の効果が実証された」と評価している。
 約70年前には天売島に約4万羽が生息していたが、卵をカラスに狙われるなどして減り続け、レッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。観測地点の岩に今年飛来したのは、最も多い日でも21羽だった。
 島では天敵のカラス駆除のほか“本物”の営巣を狙い、オロロン鳥そっくりの模型を岩に設置するなどの保護対策がとられている。

2007年12月14日金曜日

ジャズ演奏、小中生に人気 テンポの良さ魅力 スクールへの応募増加

今夏、中島公園(札幌市中央区)を中心に初めて行われた「サッポロ・シティ・ジャズ」など、季節を問わず市内各地でジャズコンサートが開かれ、今やジャズの街となっている札幌。高まるジャズ人気は、子供たちにも波及している。小中学生を対象としたジャズスクールや音楽教室もにぎわっており、「ちびっこジャズ演奏家」は大人顔負けのスイングを見せている。  札幌市芸術文化財団などが主催する「札幌ジュニア・ジャズスクール」はジャズのすそ野を広げるために二○○○年に開講。毎年四月から一年間、プロの演奏家の指導の下、トランペットやサクソホンなどの演奏技術を身に付ける。  第一期は小学生クラスのみで開講したが、第三期からは中学生にも対象を広げ、応募者数は最初の六十人から右肩上がりに増えている。現在の第八期には百三十人が応募。このうち、六十七人がオーディションで選ばれ、腕を磨いている。アルトサックスを担当する常盤小六年の菅原玄生(げんき)君(11)は「テンポの良さとパフォーマンスのかっこよさが最高です」とジャズの魅力を話す。  市内の音楽教室に通う子供たちにもジャズは人気だ。エルム楽器(手稲区)のサクソホンとトランペットの音楽教室コースでは約二十人の大人に小中学生八人が交じり、ジャズの名曲「ムーン・リバー」などを月二、三回練習している。  札幌ジュニア・ジャズ・スクールの第九期は来年四月の開講。二月二十五日まで受講生を募集している。問い合わせは同スクール事務局(電)592・4125へ。

2007年12月12日水曜日

鄭、札幌への完全移籍に前向き

横浜FCから期限付き移籍しているMF鄭が、来季、札幌への完全移籍に前向きな姿勢を見せた。9月中旬から移籍してきた鄭は「このクラブがぼくを温かく迎えてくれたので、すぐとけ込めたし、やっているサッカーも自分のスタイルに合っていた。来年、札幌でやるとすれば完全移籍です」と答えた。この日は強化部に自らの評価を聞きに来た。鄭は12日に横浜に帰り、横浜FCとの話し合いを持つ予定。

2007年12月11日火曜日

語り継ぐ沖縄の悲劇 札幌 吉川さん講演

沖縄戦集団自決の生き残りで、沖縄県渡嘉敷村教育委員長を務める吉川嘉勝さん(69)を招いた講演会「沖縄戦-集団自決の真実」が七日夜、札幌市中央区北三西一九の西本願寺札幌別院で開かれた。当時六歳だった吉川さんの体験証言に約百二十人が耳を傾けた。  札幌の僧侶らでつくる「12・8戦禍を語り継ぐ会」(打本顕真会長)の主催。毎年、太平洋戦争開戦の十二月八日に合わせて「語り継ぐ集い」を開いており、今年は「集団自決の史実を広く知ってほしい」と吉川さんに講演を依頼した。  吉川さんは、渡嘉敷島の自決場に集められた住民が次々と手りゅう弾で自決する中、母が「人間は生きられるまで生きねば」と思いとどまったおかげで生き延びたことを証言。「誰も本来死のうとは思っていない。そういう状況がつくられたから、みんなそうしてしまった」と話した。  そして、教科書検定問題を念頭に、「(集団自決は)紛れもなく、そこに軍隊がいたから。軍の関与はなかったという国の意見には我慢ならない」と憤った

2007年12月10日月曜日

辻が鬼門克服し500m制覇/Sスケート

<スピードスケート:浅間選抜>◇2日目◇8日◇長野・松本市浅間温泉国際スケートセンター◇女子500メートル 女子500メートルは辻麻希(22=岸本医科学研究所-白樺学園高)が2回合計1分20秒07(1回目40秒01、2回目40秒06)で大会初優勝を果たした。これで11月の苫小牧ハイランド競技会1000メートルから、1、2日の真駒内選抜での500、1000メートルVと合わせて4連勝を飾った。 鬼門? のリンクを克服し、世界を手元に近づけた。2回ともにトップタイムで、同期の石田に0秒65差をつける圧勝。これまで「勝ったことが1度もない」と不安視していたリンクを制し「W杯に復帰するためにも国内では負けられません」と強気に話した。 チームの柱だった溜井公子が昨季、引退。チーム最年長となり引っ張る立場になったが、昨季後半戦からW杯に出場していない。長岡弥生監督(33)と後輩の石沢志穂(21)だけがW杯を転戦している現状に危機感を募らせる。「結果を出して私が引っ張らないと。チーム全員(4人)でW杯に行くのが目標」と気を引き締める。 9日は得意の1000メートルに出場する。「結果を出していい形で全日本スプリント(22日開幕、釧路)にいきたい」と2冠を宣言した。

2007年12月9日日曜日

「SLクリスマス」札樽間を往復 25日まで運行 JR北海道

JR北海道の冬の名物列車、「SLクリスマスin小樽」号の運行が七日から始まり、札幌駅からほぼ満員の二百六人を乗せて小樽駅に到着した。二十五日までの間、週末を中心に札幌-小樽間を一日一往復する。  駅構内では、大きな汽笛を鳴らし、煙をはき出したSLの周りで、到着を待っていたファンや降りたばかりの乗客らがカメラを構え、写真に収めていた。家族四人で乗車した札幌市厚別区の会社員川原健さん(34)は「クリスマス号に乗るのは初めて。小樽でおすしを食べて帰ります」。長男の優輝君(6つ)は「大きな音がして楽しかった」と笑顔で話していた。  市内では二十五日まで、冬の小樽観光をPRするイベント「小樽ロングクリスマス2007」が開催中。小樽駅の改札口前には高さ約三メートルのクリスマスツリーのほか、市内の工房で制作されたガラス工芸品が展示され、華やかな雰囲気が、乗客らの目を楽しませた。  運賃は全席指定で、大人片道九百二十円。問い合わせは、JR小樽駅(電)0134・22・0771へ。

2007年12月8日土曜日

道営・五十嵐騎手が7年連続リーディング

07年度ホッカイドウ競馬の成績優秀者をたたえる、北海道内スポーツ4紙による各表彰式が6日、札幌の北海道庁で行われた。  日刊スポーツ選定のリーディングジョッキー賞は、31年ぶりに年間最多勝記録を塗り替える146勝を挙げた五十嵐冬樹騎手(32)が受賞した。自身の持つ記録を更新し7年連続8度目の首位に輝いた。五十嵐騎手は「いい馬に乗せてもらい、皆さんに感謝しています。来年は今年のようなことはないと思いますが、1つ1つ与えられたレースを大事に乗っていきたい」と喜びを語った。

2007年12月7日金曜日

客引きVS道警 ぼったくり攻防激化 ススキノ

札幌・ススキノのぼったくり店の客引きが、警察の摘発を逃れようと、路上で客を誘った後、途中で別の客引きに引き継ぐ新たな手口を使い始めた。客をリレーすることで、安い料金を提示した最初の客引きと店が無関係なことを装うのが狙いだ。これに対して道警は、長期間の内偵で店の客引き全員を割り出して一網打尽にする手法で対抗。今年はすでに過去最高の五十人を逮捕しているが、忘年会シーズンに入り、店と警察の攻防は一段と激しくなっている。  ぼったくり店の捜査は、客引きが店に客を連れ込んだところに捜査員が踏み込み、道ぼったくり防止条例を適用して店長や客引きらを現行犯逮捕するのが一般的だ。客引きは、不当な料金の提示から店に連れ込むまでが犯罪行為の前提となる。  しかし、リレー方式では、最初に声をかけた客引きと実際に店に連れ込んだ客引きが違うため、最初の客引きが「どんな店に行ったのかは知らない」としらを切り、連れ込んだ客引きも「値段の交渉の中身は知らない」と主張することで、摘発を逃れる可能性がある。  札幌中央署が十一月末に摘発した店の経営者の暴力団員と客引きら七人は、リレー方式に加えて、客が警察に届け出ないよう四万円程度の比較的少額を請求する「プチぼったくり」と呼ばれる手口を多用。店外の監視役が店を出た客に付きまとい、「この辺はこんな相場だよ」となだめたり、怒りが収まらない客に一部を返金し、警察への通報を巧みに防いでいた。  こうした手口の巧妙化に、札幌中央署も新たな手法で対抗する。三カ月近い内偵で、ぼったくり店と関係する客引き全員を事前に特定した上で一斉に逮捕する「一網打尽方式」で、五日までに五十人を摘発。ススキノに昨春、十数店あったぼったくり店は、数店に減った。  ただ、道警などによると、ぼったくり店の売り上げは月五百万円前後、客引きの月収も三十万-七十万円に上るとみられる。同条例の罰則は「一年以下の懲役または百万円以下の罰金」と比較的軽いため、「逮捕覚悟で稼ぐ者もいる」(捜査関係者)のが実態で、客引きと警察のいたちごっこは当分、続きそうだ。(北海道新聞 引用)

2007年12月5日水曜日

江頭ひなたが道産娘初のイメージガールに

08年サッポロビールイメージガールに決定した札幌出身の江頭(えとう)ひなたさん(24)が3日、札幌・東区のサッポロビール博物館で行われた北海道地区発表会に出席した。道産子が同社イメージガールに選ばれたのは今回が初めて。同社のイメージガールにあこがれていたという江頭さんは、会場で特技のピアノを披露。同社CMでおなじみの曲を演奏するなど、早速PRに努めた。今後は商品のキャンペーンやイベントなどで全国を回る。将来マルチタレントとしての活動も夢見ており「サッポロビールのおいしさを全国に広めていきます」と、明るく抱負を口にした。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年12月4日火曜日

保護法悪用 札幌で3人逮捕 「偽造カード被害」装い詐欺容疑

預金者保護法を悪用して日本郵政公社(現ゆうちょ銀行)から補償金三千万円をだまし取ったとして、札幌中央署は三日までに、詐欺の疑いで、住所不定、無職伊勢伸彦容疑者(35)=詐欺未遂罪などで起訴済み=を再逮捕し、新たに男二人を逮捕した。また、同容疑で札幌市内の暴力団組長(53)ら男二人の逮捕状を取り、行方を追っている。昨年二月施行の同法を悪用し、実際に被害が確認されたのは道内で初めて。  調べでは、伊勢ら五容疑者は共謀し、暴力団組長が郵便局の口座に約三千万円を貯金した後の二○○五年十一月、偽造カードを作って貯金ほぼ全額を引き出した。その後、日本郵政公社に「勝手に貯金が引き出された」と虚偽の内容を届け出て、昨年二月に同公社から補償金約三千万円をだまし取った疑い。  同署によると、伊勢容疑者が計画し、組長が資金を用意。ほかの男らが東京で貯金を引き出すなど役割分担していた。  預金者保護法は、キャッシュカードの偽造や盗難による預金引き出し被害を金融機関が原則補償するよう定めている。 (北海道新聞 引用)

2007年12月3日月曜日

札幌ロイヤルホテル再開 新機軸で徐々に活気 解雇の従業員7割超復帰

運営会社の経営破たんでいったん閉館していた老舗都市型ホテル、札幌ロイヤルホテル(札幌市中央区南七東一)が新たな運営会社を得て二カ月ぶりに営業を再開した。解雇された従業員は七割以上が復帰。再開から一週間がたち、客足も徐々に戻りつつあるようだ。  一九六四年開業の同ホテルは、札幌の都市型ホテルでは札幌グランドホテルに次ぐ二番目の歴史を持つ。しかし、運営会社の札幌国際観光(札幌)が経営難に陥り、八月に民事再生法の適用を申請。同社が持つ二つのホテルのうち、センチュリーロイヤルホテルの営業は継続したが、札幌ロイヤルホテルは譲渡先が見つからないまま九月末に閉館した。  ところがその後、ゴルフ場運営の恵庭開発(札幌、柴田和徳社長)が同ホテルを購入、一転して十一月二十三日に営業を再開することに。再開初日には長年のファンら約百人が宿泊し、八十五の客室はほぼ満室となった。インターネット予約が休止中という影響もあって、平日はまだ二十人前後だが、山田勝晴総支配人は「旅行会社との再契約も順調に進み、年末年始は予約で満室の日もある」と手応えを語る。  再開後の新たな試みとしては、帯広の人気ベーカリー「十勝ベーグル」の商品を毎日百個限定で販売。同店の商品が帯広以外で購入できるのは同ホテルのケーキ売り場だけで、午後一時からの販売ながら、連日ほぼ完売という好評ぶりだ。また、営業再開を口コミで観光客らに伝えてもらおうと、タクシー運転手向けに特別ランチ(八百四十円)を設けるユニークな試みも。  九月の閉館時に百三十五人いた従業員のうち、希望した百人を恵庭開発が再雇用。十二月に宴会部門を再開するため、年内には派遣社員らをさらに四十人程度を採用する予定だ。  柴田社長は「従業員の再雇用のため営業再開を急いだ面もあり、ホテルの抜本的な改革方針を来春をめどに策定したい」と話し、年明け以降に「新生・札幌ロイヤル」の特色をさらに鮮明に打ち出す考えだ。

2007年11月29日木曜日

覚せい剤は借金し購入 逮捕の道警巡査部長

札幌中央署の巡査部長が覚せい剤を所持していた事件で、覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で逮捕された佐々木英嘉容疑者(35)が、道警の調べに対し「覚せい剤は借金をして買っていた」などと供述していることが二十七日までに分かった。  道警によると、佐々木容疑者は、消費者金融などに数十万円の借金があるという。これまでの調べで、佐々木容疑者が薬物捜査の担当となった後の約二年前から、覚せい剤を使用していたことが判明。最近は覚せい剤を頻繁に使うようになったことから借金を重ねていたとみられている。

2007年11月20日火曜日

あきらめない気持ち届いて 千歳出身歌手・フッチーさん 22日、恵庭で初ライブ ファン有志が企画

【恵庭、千歳】千歳市出身で東京在住のシンガー・ソングライターfucchiE(フッチー)さん(26)=本名・渕上卓司=が、十二月二十四日に初めての全国発売のアルバム「M.E.(エムイー)」をリリースする。発売に先立ち、今月二十二日には、地元で初めてとなるワンマンライブを恵庭市本町のえにわ市民プラザ・アイルで開く。  渕上さんは千歳市の向陽台中出身。父の影響で、三、四歳のころから中学生まで詩吟を習った。福岡県の大学在学中は、アルバイト先のバーでサイドボーカルを務めるなど音楽活動を本格化し、二○○四年の九月に上京した。  つてもない中、「歌わせてほしい」とライブハウスを回り、同年十二月に初めてオリジナル曲「proud woman」をステージで披露。以来、渋谷や六本木のライブハウスなどで腕を磨いた。今年五月に札幌で開いたライブを皮切りに道内活動を始めた。恵庭市内の知人が渕上さんの心温まる歌詞に感銘を受け、地域ラジオ局「FMパンプキン」のラジオ番組に曲を推薦、徐々に恵庭でのファン層も広がった。今回はファン有志が「fucchiEを多くの人に知ってほしい」と、ライブを企画した。  曲は新発売のアルバム曲と過去のシングル曲、カバー曲など。交通事故で亡くなった大学時代の友人に贈った「向日葵(ひまわり)」など、十曲以上を演奏する。  渕上さんは「心の病気と向き合い、乗り越える中で生まれたあきらめない気持ちをメッセージとして届けたい」と話している。  二十二日のライブは午後六時半開演。チケットは大人八百円。中学生以下無料で、高校、大学生は、学生証提示で半額(四百円)となる。問い合わせは市民プラザ(電)39・3355へ(火曜定休)。

2007年11月19日月曜日

ダルがボール握らず完全ノースローで調整

日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)は日本代表候補としての初実戦だった17日の練習試合(西武戦)から一夜明け、完全ノースローで調整した。グラウンドではキャッチボールもせず、30分以上の長距離走、入念なストレッチで体をほぐした。「7、8イニングを投げるのをメドにしたい」と抱負を話していた次回先発は、23日の壮行試合(福岡ヤフードーム、対オーストラリア)になる。

2007年11月10日土曜日

「PCB汚染」想定し訓練 来春稼働の室蘭の処理施設

来年4月に稼働するポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物処理施設(室蘭市仲町)で6日、初の総合防災訓練が行われた。同施設の職員や市消防本部の消防士ら約160人が参加。化学防護服や、人体から汚染物を除去する「除染テント」を使用した本番さながらの内容だったが、参加者からは今後の訓練に改善を望む声もあった。  訓練は市消防本部、運営主体の日本環境安全事業(JESCO)北海道事業所などが主催。PCBを含む大型トランスの解体場所で火災が発生、避難中に作業員二人が負傷し、そのうち一人の防護服が破損したため、PCBに汚染された恐れがあるとの想定で行った。  JESCO北海道事業所が購入し、市消防本部に貸与している化学防護服十着と除染テントも登場。消火活動とともに、救急隊員が施設内から負傷者を救出、除染テント内で汚染物を温水で洗い流し、病院へ搬送した。  十月下旬に二回、ほぼ同じ手順で練習を行っており、訓練は予定通り一時間以内で終了した。  胆振支庁環境生活課の大林純一主幹は講評で「火災の場合、PCBが蒸発し濃度の高いPCBが漏れる恐れがある。今後はPCB濃度の計測や周辺環境への影響も緊急時の確認事項に加えてほしい」と指摘した。  地域住民を代表して見学した御崎町会の佐々木作次郎会長(77)は訓練終了後、「住宅地まで五百メートルしか離れていないので、(今回の訓練で)安心せず、細かな訓練を重ねてほしい」と話した。

2007年11月9日金曜日

病院滞在わずか3分 佐賀の射殺犯 冷静犯行、ビデオで判明

佐賀県武雄市の篠田整形外科で入院患者の宮元洋さん(34)=武雄市=が射殺された事件で、現場の病室に、暴力団九州誠道会(福岡県大牟田市)系列の組関係者が以前入院していたとの情報があることが9日、分かった。  九州誠道会は指定暴力団道仁会(福岡県久留米市)から離脱した勢力で昨年5月ごろに設立され、道仁会との抗争が激化。今年8月には福岡市で道仁会会長が射殺される事件が起きた。  武雄署捜査本部は、九州誠道会の関係者を狙って病室に押し入った犯人が、宮元さんを間違えて銃撃した可能性があるとみて、過去の入院患者リストなどを調べ、情報の見極めを進めている。  捜査本部によると、病院正面玄関の防犯カメラには、犯人の男が8日午前7時39分に入ってきて、同42分に出て行く姿が写っており、犯行はわずか3分の間に実行されていたことが判明。出入りの際、男は落ち着いた様子で歩いていたという。

2007年11月3日土曜日

池田・ワイン城の町営レストラン 民営化へ感謝セール 来月24日閉店

【池田】ワイン城内の「町営レストラン十勝」が一日、民営化のための閉店感謝セールを始めた。十二月二十一日まで牛ステーキ、シチューの全品を一-三割引にする。また、三十七年間の営業にピリオドを打つ最終日は十二月二十四日に決まり、最後の三日間はさらに値下げする。  十二月二十一日までのセール料金は、いけだ牛のローストビーフにテール、タン、ビーフの三種類のシチューを牛の形の大皿に盛った「牛一頭セット」が六千三百円(通常七千円)、いけだ牛ロース三百グラムが六千二百円(同六千八百円)、ビーフシチュー千百円(同千五百円)など。同レストランは「にぎやかに締めくくりたい」と、多くの利用を期待している。  レストランは一九八○年代には年間八-九万人が利用したが、ここ数年は低迷し二○○六年度は前年度比19・5%減の三万二千八百十八人だった。営業時間は午前十一時開店で、午後七時ラストオーダー。火曜定休。問い合わせは同店(電)015・572・3033へ。  来年四月から回転ずしチェーンの「とっぴい」(札幌)が経営を引き継ぐ。

灯油4000リットル消える 帯広西小 漏出か、窃盗でも捜査

【帯広】帯広市立西小学校(渡辺志信校長、三百四十八人)で十月下旬、敷地内の地下灯油タンクから、暖房用の灯油四千リットルが三日間でなくなっていたことが二日までに分かった。帯広市教委は校内の配管の一部から灯油が漏れたとみて調べているが、なくなった灯油が大量であることなどから盗まれた可能性もあるという。同校は帯広署に盗難届を出し、同署は漏出と窃盗の両面から捜査している。  同校などによると、タンク容量は約一万リットル。八月末に配管から灯油漏れが見つかったため、九月中旬から改修し、試験運転のため十月二十三日に残量三千リットルのタンクに四千リットルを給油した。二十四日朝、同校校務員がメーターを確認したところ、二千リットル減っていた。二十五日は異常がなかったが、二十六日朝に教頭がさらに二千リットルの減少を確認。同校は二十四日から部分的に暖房していたが、一日の灯油消費量は厳寒期でも百-百五十リットル程度という。  帯広市教委は二十七日からタンクや配管周辺の土を掘るなどして灯油漏れがないか点検。一日午前六時四十五分から午後四時までの間に約九百リットルが減ったのを確認した。二日は九系統ある配管のうち一系統を閉鎖したところ、一日と同じ時間の減少量は百リットルと正常だったため、この配管から灯油が漏れたとみている。  ただ、漏出とすれば、二十五日に異常がなかったのは不自然で、市教委は「灯油漏れか盗まれたかは、五分五分」としている。  市教委によると、地上約一メートルにある給油口は施錠されていたが、マンホールのすぐ下にある、灯油量を調べるための点検口は未施錠だった。  帯広市の灯油販売業者は「盗まれたとすれば、点検口があることを知っている者がここから動力付きポンプで抜き取り、タンクローリーで運んだのではないか」とみる。  帯広市の灯油購入価格は一リットル約八十円で、被害額は約三十二万円。市教委は十月三十一日、同市内の四十一小中学校に対し、施錠管理の徹底を文書で呼び掛けた。

2007年11月2日金曜日

元えりも町職員を告発 道社保事務局、浦河署に 年金保険料着服で

市町村職員による年金保険料着服問題で北海道社会保険事務局は一日、住民の保険料を着服したとして懲戒免職となった日高管内えりも町の元職員について、業務上横領容疑で浦河署に告発し、同署は受理した。  同事務局によると、元職員は二○○二年一月、住民一人の二カ月分の国民年金保険料計二万六千六百円を着服した。  同町によると元職員は保険料のほか固定資産税など計六百三十万円を着服、○二年三月に懲戒免職となった。町は同月、元職員を浦河署に業務上横領容疑で告発したとしているが、同署は「受理はしていない」と否定。同町は、あらためて告発しない方針を決めている。

2007年10月23日火曜日

函大・少林寺拳法部 女子団体演武で全国V

函館大学の少林寺拳法部(今井敏博監督、二十四人)が、少林寺拳法の第四十一回全日本学生大会(七日・日本武道館)の女子団体演武の部で二年ぶり二度目の優勝を果たした。女子三人掛、男女二段以上、有段単独演武の男子、女子の各部でも優勝した。  全日本学生少林寺拳法連盟主催の同大会は、年に一度の学生全国大会(インカレ)で、百三十五校から計千七百六人が出場した。函大の女子団体は二○○五年に初出場して優勝、昨年は惜しくも二位だった。  女子団体に出場した八人は上山清美さん、佐藤智恵さん、七戸梢さん、神田亜希さん、山田麻未さん、新野曜加さん、川浪千重美さん、石井紗織さん。団体演武は一分半-二分間に六構成の技を二人一組で見せるもので、函大は十六校の頂点に立った。女子の主将を務める上山さん(四年)は「昨年二位の悔しさがあり、八人の目標が優勝で一致していた」と振り返る。  同部には各地から経験者が集まり、函館出身者は三人と少ない。練習は連日二時間で、女子の技のスピードを上げるため男女一緒に行っている。今井監督は「ミスさえなければ勝てる自信があった。八人の動きが一つになり、ビシッと見せられました」と話している。(久保吉史)  団体演武以外の優勝者は次の通り。  ◇女子三人掛 上山清美、山田麻未、川浪千重美  ◇男女二段以上 大宅和彦、七戸梢  ◇有段単独演武▽男子 鈴木健斗▽女子 石井紗織

地元発の秋の味覚堪能 だて物産まつり

【伊達】新鮮な農産物や魚介類、加工食品など西胆振の特産品を集めた「第二十五回だて物産まつり」(だて観光協会主催)が二十日、市内梅本町の「黎明(れいめい)観」前広場で二日間の日程で始まった。  伊達市や洞爺湖町、室蘭市の農園など約三十店がテントを連ね、前夜からの雨にもかかわらず、大勢の客が詰めかけた。  会場には秋の味覚が勢ぞろい。五十センチ超の活ヒラメ(三千円)、殻つきカキ(百-二百円)、朝どりレタス(一玉百円)、ホウレンソウ(一束百円)などが売られ、道内では伊達でしか生産されていない藍(あい)の染め物も販売された。キノコや果物も並んだ。  二十一日は午前九時半-午後三時。正午から、牛の丸焼きが限定五百食(一皿五百円)販売される。

2007年10月22日月曜日

自民幹事長、新党大地に協力要請 次期衆院選 鈴木代表は回答留保

自民党の伊吹文明幹事長は二十日、札幌市内のホテルで新党大地の鈴木宗男代表と会談し、次期衆院選について「十二人をしっかり助けてほしい」と述べ、道内全十二選挙区での全面的な選挙協力を要請した。鈴木代表は「民主党からも依頼がある」と回答を留保したが、引き続き協議していくことで一致した。  会談の中で伊吹氏は「そう簡単に(民主党代表の)小沢一郎さんに会っちゃだめだ。安売りしちゃだめだ」と、新党大地と民主党との連携の動きをけん制。鈴木代表は「民主党には、(共同推薦候補が落選した)参院選の総括が先だと伝えてある」と応じ、小沢氏との直接会談にも当面は応じない考えを示した。  伊吹氏はその後、同ホテルで開かれた自民党道連の政経セミナーで講演し、「鈴木さんは今や新党大地代表であり政治的立場は違うが、人間・鈴木宗男と私は仲良くやっている」と、良好な関係を強調した。  一方、札幌市内の事務所で記者会見した鈴木代表は「政権が代わって政策転換がどうなるか、予算編成などを注目したい」と述べ、福田康夫内閣の政策によっては選挙協力に応じる可能性を示唆。  七月の参院選で新党大地の推薦候補が、民主党の支持母体である連合の協力が不十分で落選したとの見方を重ねて示し「連合が思い上がったことを言うなら、いつでもかじを切る」と強調した。  これに関連して、自民党道連の政経セミナーでは今津寛会長が次期衆院選の基本方針を表明。新人候補について「特別の体制づくりを資金面を通じて整える」と述べ、資金支援を強化する考えを示した。(北海道新聞 引用)

2007年10月21日日曜日

胸に刃物 隊員死亡 陸自白老駐屯地

白老】胆振管内白老町白老の陸上自衛隊白老駐屯地(高橋義美司令)内の生活隊舎と呼ばれる寮施設で十九日朝、同駐屯地所属の男性二等陸士(19)が、胸に刃物が刺さり意識不明の状態で倒れているのが見つかり、同町内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。陸自警務隊は自殺と事件の両面から調べている。  同駐屯地によると、同日午前六時の点呼に男性二等陸士が参加しなかったため、当直担当者と同室の隊員が生活隊舎に確認に行ったところ、二等陸士が倒れていたという。男性二等陸士は今年三月に入隊したばかり。刃物は、男性二等陸士の所持品かどうかは不明だが、同駐屯地の装備品ではなく、刃物の持ち込みは本来禁止されている。  陸自は「争った形跡はなかった」とする一方、詳しい発見場所や遺書の有無などについて詳細を明らかにせず、「捜査中であり、コメントできない」としている。警務隊は遺体を司法解剖して詳しい死因を調べる。 (北海道新聞 引用)

2007年10月17日水曜日

札幌地下鉄運転士の盗撮、勤務時間内の犯行 市議会で明らかに

札幌市交通局の地下鉄運転士山口直人容疑者(38)が女子高生のスカートの中を盗撮し、道迷惑防止条例違反で現行犯逮捕された事件で、浜田雅英・市交通事業管理者は十六日の市議会決算特別委員会で、山口容疑者が勤務時間中だったにもかかわらず、無断で早退し、犯行に及んでいたことを明らかにした。  市交通局によると、山口容疑者の犯行時刻は、十三日午後二時二十分ごろ。この日の同容疑者の勤務時間は午前六時四十分から午後三時十分までで、労務担当職員に無断で早退していたことが、同局の調べで分かった。  同特別委で、同局の柴田学営(さとのり)・高速電車部長は「労務担当職員が乗務員の行動を把握していなかった」と述べ、管理が行き届いていなかったことを認めた。(北海道新聞 引用)

2007年10月16日火曜日

「遮断機故障?」で運休 実は正常な動作 1万2000人に影響 JR島松駅

【恵庭】十五日午後四時十分ごろ、恵庭市島松仲町二四一、JR千歳線島松駅構内の踏切の遮断機について、「故障している」と市民から通報があり、快速エアポートなど千歳線、函館線の普通列車十本が運休、スーパー北斗など特急にも最大四十五分の遅れが発生、約一万二千人に影響が出た。調査の結果、踏切の動作に異常はなかった。  JR北海道によると踏切を通行中の市民から「踏切の遮断機がいったん降りた後、列車が通過しないのに一度上がってからもう一度降り、列車が通過した」と連絡があった。  JR北海道によると、この踏切は二つの列車が駅ですれ違う場合、こうした動作をする仕組み。念のため安全確認を行ったが異常はなかった。  また、同日午前四時四十分ごろ、後志管内仁木町然別のJR函館線然別駅構内で、然別発小樽行きの普通列車(一両編成)に不具合が生じ、普通列車三本が運休、約八十人に影響が出た。JR北海道によると、列車の自動列車停止装置(ATS)の故障が原因とみられる。 (北海道新聞 引用)

2007年10月15日月曜日

東名でバス追突21人重軽傷 ディズニーランドに向かう途中 静岡

15日午前2時10分ごろ、静岡県牧之原市中の東名高速道路の上りで、名古屋市の旅行会社のツアー客を乗せ東京ディズニーランドなどに向かっていたタイセイ観光バス(静岡県清水町)の大型バスが、大型トラックに追突した。  バスの運転手中島順一さん(46)=川崎市幸区塚越=が足を骨折し重傷、バスの乗客38人のうち20人が顔を打つなど軽いけがをした。トラックの運転手近藤達彦さん(37)=兵庫県猪名川町=にけがはなかった。  静岡県警高速隊やタイセイ観光バスによると、現場は長い直線の下り坂から緩やかに上り始める地点。調べに、近藤さんは「走行中にいきなり追突された」と話し、中島さんも運転ミスを認めているといい、高速隊が詳しい事故原因を調べる。  バスは15日午前0時ごろ名古屋を出発して、新宿や東京ディズニーランドを経由し横浜へ向かう途中だった。 (北海道新聞 引用)

2007年10月10日水曜日

函館集団暴行死 家裁、2少年を逆送 成人同様の公開審理へ

【函館】八月下旬、函館市内の高校三年佐藤智也君=当時(18)=が集団暴行を受け死亡した事件で、傷害致死などの非行事実で家裁送致された同市内の十五歳から十九歳の少年七人のうち四人の少年審判が九日、函館家裁で開かれた。吉戒純一裁判官は、以前から佐藤君をいじめていた中学時代の同級生(17)=傷害致死、強要、暴力行為、恐喝未遂で送致=と中学の後輩(15)=傷害致死、強要、暴力行為で送致=を検察官送致(逆送)とする決定をした。  これを受け、函館地検は近く二人を起訴し、裁判は成人と同じく公開の法廷で審理される。ほかの十五歳と十六歳の少年二人=傷害致死で送致=については同裁判官が審理を続行し、十二日までに処分を決定する。  送致事実によると、七人は八月二十六日夜、函館市富岡町一の富岡中央公園と同市昭和町の昭和公園で佐藤君に殴るけるの暴行を加え、頭部打撲による外傷性脳浮腫で死亡させた。函館地検は刑事処分が相当とし、同家裁に七人全員の逆送を求めていた。この日審理されなかった残り三人の審判は、十日と十二日にそれぞれ開かれる。(北海道新聞 引用)

2007年10月9日火曜日

安倍なつみさんが人身事故 東京・神宮前でバイクと

元「モーニング娘。」のタレント安倍なつみさん(26)が東京都渋谷区で7日に乗用車を運転中、オートバイと衝突する人身事故を起こしていたことが8日、分かった。  オートバイの男性は、手足や腰を打ち軽傷。警視庁渋谷署は近く、自動車運転過失傷害と道交法違反の疑いで安倍さんを書類送検する方針。  渋谷署の調べでは、7日午後7時10分ごろ、渋谷区神宮前の明治通りで、安倍さんの車が駐車場から出て右折しようとした際、右から直進して来た男性(33)のオートバイと衝突した。安倍さんにけがはなく、車右前部のバンパーが破損した。  安倍さんは「オートバイには気づかなかった」とし、オートバイの男性は「車が出てくるのが見え、驚いてブレーキをかけたが、ぶつかった」と話しているという。(北海道新聞 引用)

2007年10月7日日曜日

先島諸島、記録的な暴風雨 台風15号、4人けが

大型の台風15号は6日、与那国島など沖縄県・先島諸島と台湾を暴風域に巻き込み北上した。気象庁によると6日午後、勢力は「猛烈」から「非常に強い」に変わり、先島諸島から遠ざかっているが、動きが遅く暴風域も広いため7日も強風や高波に注意が必要だ。  宮古島で50代の女性が、石垣島では30代の男性がいずれも強風で割れたガラスで負傷。竹富島では40代の男性が、強風で閉じたドアに手を挟まれ指を骨折した。石垣島で30代の女性が強風で転倒して軽傷。  与那国島で10月に観測された風としては、過去最強の最大瞬間風速63・2メートルを記録。台風接近で気圧も929・2ヘクトパスカルまで下がり、同島では観測史上最低。  7日午前9時には、台湾海峡を中心とする半径110キロの円内に達する見込み。8日以降は進路を東寄りに変え、九州など西日本に影響が出る可能性もある(北海道新聞 引用)

2007年10月6日土曜日

アパートに衝突 運転の72歳重体 北見

【北見】五日午後六時ごろ、北見市とん田東町五七九の市道沿いのアパート一階のベランダに、同市光葉町一九、無職太田康美さん(72)の乗用車が歩道を乗り上げて衝突し、太田さんは胸などを強く打ち意識不明の重体。  北見署によると、現場は突き当たりにアパートがある丁字路。太田さんは右折しようとして曲がりきれず、コンクリート製のベランダにぶつかったらしい。 (北海道新聞 引用)

2007年10月5日金曜日

農作業で少年の更生支援 沼田 全国初「就業センター」

【沼田】少年院や少年刑務所を仮退院・仮出所した若者が生活しながら就農訓練を受ける法務省の更生施設「沼田町就業支援センター」が四日、空知管内沼田町に開所した。同種の施設は全国で初めて。十月末に一人が入所する予定で、肉牛肥育などの実習を通じて社会復帰を目指す。  入所対象は就農を希望する十四-二十六歳の男性で定員十二人。二十四時間体制で駐在する保護観察官や保護司の指導の下、原則一年間、肉牛の世話やシイタケ栽培に取り組む。建物は旧石狩川開建北空知河川事業所沼田駐在所を改修した。  開所式にはセンター設置を同町に打診した当時の法相、杉浦正健衆院議員が出席し「職がないことが若者の再犯の大きな原因。センターが再チャレンジの模範例となってほしい」と述べた。式典後はセンターの建物や実習農場が町民に公開された。 (北海道新聞 引用)

2007年10月3日水曜日

力士の聴取は3日以降に 検討委に松ケ根親方ら

日本相撲協会は、時津風部屋の力士がけいこ後に急死した問題で、暴行にかかわったとされる同部屋の力士に対する事情聴取を2日は行わず、3日以降に持ち越した。  北の湖理事長(元横綱北の湖)は2日、「(力士への聴取を)視野に入れないといけない」としたが、昼すぎから不在。聴取を担当する予定の伊勢ノ海生活指導部長(元関脇藤ノ川)は「今日はやらない」と話した。  この日は「力士指導に関する検討委員会」を構成する伊勢ノ海親方ら3人の理事と、松ケ根親方(元大関若嶋津)ら5人の親方が決定。文部科学省から指導された外部の有識者を加えることについて、メンバーの友綱教習所長(元関脇魁輝)は「相撲はもちろん、スポーツに精通した方を選んで頼みたい」と話した。  伊勢ノ海親方は「話し合うテーマをしっかり決めてからにしたい」と述べ、第1回の会合は来週にずれ込む見通しを示した。(北海道新聞 引用)

2007年10月2日火曜日

消費者の“回帰”期待 給食に高級サケ提供 えりも

【浦河、えりも】日高定置漁業者組合(日高管内浦河町)が、地元でとれる高級秋サケ「銀聖」を、管内の学校給食に初めて無料提供している。  学校給食を実施する管内六町の小中学校と養護学校、計五十六校に一切れ八十グラムの切り身六千二百十五人分を提供。九月二十八、十月一、二の三日間で給食に出す。  えりも町のえりも小では一日、児童二百七人がフライを味わった。同組合は「子どもたちが今後、買う側になってくれれば」と消費者の“回帰”にも期待している。(北海道新聞 引用)

2007年10月1日月曜日

コンビニ強盗 容疑の男逮捕 札幌白石署

札幌白石署は三十日、強盗の疑いで、札幌市南区澄川五の五、無職笹山武之容疑者(56)を緊急逮捕した。  調べでは、笹山容疑者は同日午前四時四十分ごろ、同市白石区本通八のコンビニエンスストア「セイコーマートいしがき店」に押し入り、男性店員にナイフを突きつけて「金を出せ」と脅し、現金五万六千円を奪って逃げた疑い。  同署によると、男性店員が覚えていた逃走車のナンバーから笹山容疑者が浮上。同区内の別のコンビニエンスストアに駐車してある車を巡回中の同署員が見つけ、店内の笹山容疑者を発見した。 (北海道新聞 引用)

2007年9月30日日曜日

1号機運転再開 泊原発

【泊】後志管内泊村の北電泊原発1号機の非常用発電機が二台とも故障した問題で、北電は故障に伴い手動停止していた1号機原子炉を三十日午前零時、再起動した。原子炉の出力を徐々に上げ、同日午後十一時ごろ発電を再開する見通し。  泊原発では二十九日、3号機の原子炉建屋内でぼやが起きたが、北電は「1、2号機への影響はない」として、ぼや発生前の予定通りに原子炉を起動した。  非常用発電機の故障は十八日に一台が、十九日に残り一台も確認されたため、保安規定に基づき二十日から運転を停止。燃料制御部品の「調速装置」に金属片などが混入したのが原因と分かり、再発防止策を講じたことから運転再開となった。 (北海道新聞 引用)

2007年9月29日土曜日

1万2500人分情報流出 札幌のソニー生命支社 顧客口座番号など

ソニー生命保険は二十八日、札幌ライフプランナーセンター第四支社(中央区)の五十歳代の男性社員の私有パソコンから、顧客情報約千百人分を含む個人情報約一万二千五百人分が流出したと発表した。大半が道内在住者関係とみられる。  流出したのは、名前や保険料引き落とし口座番号を含む顧客情報約千百人分のほか、男性社員が仕事以外の勉強会や地域活動のために収集していた団体関連名簿約七千五百人分とその他の個人情報約三千九百人分。男性社員は十七日、業務用パソコンから私有パソコンに顧客情報をコピーしたが、ファイル交換ソフトがコンピューターウイルスに感染していたため、情報が流出したという。(北海道新聞 引用)

2007年9月28日金曜日

洞爺で観光戦略会議 来月1日 海外への発信策探る

国土交通省は二十七日、来年の主要国首脳会議(サミット)会場となるザ・ウィンザーホテル洞爺(胆振管内洞爺湖町)で十月一日、北海道観光の国際化を話し合う政府の観光立国推進戦略会議(座長・牛尾治朗ウシオ電機会長)を開催すると発表した。戦略会議での提言を受け、国交省と道は道内への外国人旅行者誘致策、海外への北海道発信策などを十一月をめどに、まとめる方針だ。  当日は牛尾座長ら戦略会議のメンバーのほか、高橋はるみ知事、南山英雄・北海道経済連合会長も出席する。  国交省は現在、観光大国化を目指す国策に従って「ビジット・ジャパン・キャンペーン」などを展開。二○一○年までに年間の訪日外国人旅行者を一千万人に増やす目標に取り組んでいる。  ○六年の訪日外国人旅行者数は約七百三十三万人。国交省は、サミットで世界に注目される北海道を重点的に海外にPRすることが目標達成に効果的と判断、道と力を合わせる(北海道新聞 引用)

2007年9月26日水曜日

「背水」でも新味なし 福田内閣発足 道内各界、視線厳しく

参院選での歴史的大敗を受け、自民党が「背水の陣」(町村信孝官房長官)で臨む福田内閣が二十五日夜、スタートした。調整型の手腕を買われての登板だが、テロ特措法の延長や政治とカネの問題、地方の疲弊など課題が山積する中、各界の道民は厳しい視線を注いでいる。  再任の閣僚が多数を占めた内閣に対し、地域情報誌「すすきのTOWN情報」を発行する「あるた出版」の平野たまみ社長は、「福田カラーを抑え、少しでも波風立てないようにという意識が働いたよう。政策に精通した人を選んだとは思えない。党立て直しや国政の課題に対処できるのでしょうか」と懐疑的だ。  「安定感をねらったのだろうが、それが国民の望みだろうか」。地方分権などで積極的発言を続ける空知管内奈井江町の北良治町長も、閣僚の顔ぶれに落胆を隠さない。  北町長は、安定した年金や医療システムの構築と、地域間格差を生み出す構造的な問題の是正を危急の課題に挙げ、「新内閣(の人選)にはそうした未知の難題を打開しようとする理念が感じられない」と語る。  道内農業に大きな影響を与える世界貿易機関の貿易交渉の行方も気がかりだ。中標津町農協(根室管内中標津町)の高橋勝義組合長は「新内閣には日本の農業者と消費者のことを第一に考え、日本の農業をどう守り育てるか。明確なビジョンを示してほしい」と要望した。  辞任が相次ぎ、安倍政権では鬼門となった感のある農水相ポストには若林正俊さんが再任。「代打専門だった人がいよいよ先発メンバーに入ったのだから」と、期待感をにじませた。  安倍政権では政治とカネをめぐる問題が噴出し、参院選の惨敗にもつながった。北海道市民オンブズマン連絡会議の橋本勝三郎監事は「公費は全面公開すべき。政治資金は、一円から領収書を義務づけるよう新首相には指導力を発揮してほしい」と注文。「万一また(不明朗な問題が)発覚すれば、解散して国民に信を問うべきだ」と話す。  北大公共政策大学院の中島岳志准教授は「メッセージ性を感じるのはテロ特措法延長に向けた石破防衛大臣の入閣くらい。派閥均衡人事でビジョンが見えない」。  アジア重視外交のハト派とされ、穏健なイメージの新首相だが、中島准教授は「イラクの邦人人質事件では自己責任論の立場を取った人。小泉内閣を支えた人でもあり、格差問題などでどのようなスタンスを取るか不透明」とし、「きっちりとした論戦を国政の場に取り戻せるかが焦点となる」と指摘した。 (北海道新聞 引用)

2007年9月24日月曜日

自民道連 「サミット前に来道を」

福田康夫氏は、これまで公式行事などで北海道を訪れた機会は数えるほどしかなかった。ただ、順当に行けば、首相として来年七月の北海道洞爺湖サミットのホスト役となるだけに、今後は北海道との強い関係を構築することが期待される。  福田氏が直近で来道したのは昨年十二月十五日。自民党道7区支部の政経セミナーで根室、釧路両市を訪れ、北方領土問題について地元関係者と意見交換した。  その際、当時の麻生太郎外相が四島全体を面積で二等分する解決案も選択肢の一つとの認識を示したことを念頭に、「日本がいろんなことを言っていると(ロシア側に)思わせないようにする必要がある」と批判し、麻生氏との外交姿勢の違いを際だたせていた。  ただ、道内政財界にも支持基盤を広げた父・赳夫元首相と違い、北海道との縁はそれほど多くないのが実情。自民党道連内からは「サミット前に何度も北海道に足を運んで、足場を築いてもらわなければ」との注文も。(北海道新聞 引用)

2007年9月23日日曜日

セイコーマート、農業法人に初出資 人材派遣も視野 生鮮品を安定調達

コンビニエンスストア道内最大手のセイコーマート(札幌、西山政市社長)が、取引先の農家が設立した農業生産法人に初めて出資した。将来の人材派遣も視野に入れている。大手小売業者が既存農家に経営資金や人材を出して生産拡大を支援し、安くて質の良い生鮮品の安定調達につなげようというユニークな試みだ。  同社は取引先の道央の農家が八月中旬に農業生産法人を立ち上げるのに合わせ、グループ会社を通じて資本金の10%を実験的に出資した。この農家は現在七棟あるビニールハウスを二○○九年中に五十棟に拡大し、レタスやニラ、キュウリなどを増産。三年後に約二百トン、六千万円分の出荷を見込む。  セイコーマートは店頭の売れ筋商品などのデータを提供するほか、経営面の助言を行う。来年以降、一、二名の人材派遣も検討し、法人経営を支援する。栽培されるレタスなどは、すべてセイコーマートグループが買い取り、生野菜として店頭で販売するほか、総菜の材料として使用する。  今回の取り組みが軌道に乗れば、他の農業者の法人設立時にも出資を検討する。また、道内農家に大型ハウスの貸与も試験的に行っており、多様な手段で生産者との関係を強化する考えだ。  北海道経済産業局によると、道内のコンビニの年間販売額は四千二百億円前後で横ばいとなっており、大手各社は品ぞろえの差別化を急いでいる。こうした中、セイコーマートは二十年以上取り扱っている生鮮品のノウハウをさらに強化することで、集客増を狙う構え。同社は「生鮮強化には、原材料など川上段階からの管理が欠かせない。安定供給できる調達先を確保したい」と話しており、売上高に占める野菜・果物の比率を○六年の2%(約三十億円)から当面3%に引き上げることを目指す。 (北海道新聞 引用)

2007年9月22日土曜日

新型インフルエンザ 人から人へ感染想定 道など初の訓練

人から人に感染する新型インフルエンザを想定した国と道、札幌市による初の合同訓練が二十一日、札幌市保健所と市立札幌病院、千歳空港検疫所支所で行われた。  新型インフルエンザは高病原性鳥インフルエンザが突然変異し発生すると懸念されている。人から人への感染例はまだ確認されていない。  訓練は、国外から新千歳空港に到着した乗客が感染したとの想定で行われた。まず検疫所職員と医師が患者役の職員を市立札幌病院に搬送。道や市保健所の職員が、ほかに感染者がいないか調査したほか、市民対象の相談センターを設置した。  道の山口亮医療参事は「搬送、感染防止策ともにスムーズにできたが、もっと多数の患者がいる場合など、難しい想定でも訓練したい」と話している。(北海道新聞 引用)

2007年9月21日金曜日

きたみ東急百貨店健闘 閉店決定後、3カ月連続2けた増

北海道新聞社が二十日まとめた道内主要百貨店の八月の売上高は、前年同月比3・7%減の百八十四億七千八百万円だった。昨年閉店した丸井今井釧路店を除く既存店比較では同0・1%増。このうち、きたみ東急百貨店は十月末閉店を発表してから三カ月連続で二けたの伸び率を記録。閉店を惜しむ地元市民の来店が急増しているようだ。  きたみ東急の閉店発表は五月十一日。「特別なセールなどはまだ行っていない」(同店)が、売り上げは六月が前年同月比11・2%、七月が同12・0%、八月が同14・2%と大幅な伸びが続く。  八月は来店客数が前年より一割増え、同67%増の家庭用品、同45%増の紳士服など各部門とも軒並み売上高が急伸した。閉店後は日本百貨店協会加盟店が北見から消えることもあり、商品券の利用も増えているという。  同店は「閉店を惜しむお客さまが積極的に来店されているようだ」とみるが、撤退が決まった百貨店が、閉店セール以外で売り上げを急増させるのは異例だ。  一方、七月に三十九カ月ぶりに前年実績を下回った大丸札幌店は同8・6%増に回復。道内一番店の丸井今井札幌本店との差は約九千三百万円と、初めて一億円以下に迫った。猛暑で日傘や帽子、Tシャツなどの夏物が好調だったほか、食品も同8%伸びた。  丸井今井の札幌本店は衣料品は堅調だったものの、食品売り場改装で同部門が大幅減収になったのが響いた。函館、旭川両店は食品などの催事が好評で、二月以来半年ぶりにプラスに転じた。(北海道新聞 引用)

2007年9月19日水曜日

配信記事掲載、賠償を 医療事故報道名誉棄損訴訟 通信社の責任は認めず 東京地裁

東京女子医大病院で二○○一年、心臓手術を受けた少女が死亡した事故をめぐる記事で名誉を傷つけられたとして、当時の担当医(業務上過失致死罪に問われ一審無罪)が、共同通信と、配信記事を掲載した秋田魁新報(秋田市)、上毛新聞(前橋市)、静岡新聞(静岡市)の三社に計約二千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で東京地裁は十八日、新聞三社に百十万-百六十五万円の支払いを命じた。  綿引穣裁判長は判決理由で、記事内容は真実ではないとした上で「三社は通信社から配信を受けたことだけを理由に真実と信じたことが相当とは言えない。記事は担当医の評価を著しく低下させた」と指摘。配信記事を掲載しただけの新聞社は免責されるという「配信サービスの抗弁」を認めなかった。  一方、共同通信については「担当医に過失の疑いがあるとした警視庁の発表などに基づき記事を書いており、事実関係を誤信したのには相当な理由があった」と認め、請求を退けた。  判決によると、共同通信は○二年七月に「最悪の事態、なぜ?」などの見出しで記事を配信、新聞に掲載された。  綿引裁判長は、担当医が人工心肺装置の基本的な操作ミスで事故を起こしたという記事の主要部分は真実でないと判断。  掲載記事には共同通信のクレジットがなく、新聞社自身の記事と区別できないとも指摘し「共同通信に真実と信じる相当の理由があっても、新聞社が真実と信じる相当な理由があるとか、通信社の主張を援用できることにはならない」とした。  担当医は○五年十一月「事故の直接原因は人工心肺装置のフィルターの目詰まりで、事故は予見できなかった」として、東京地裁で無罪判決を受け、検察側が控訴している。(北海道新聞 引用)

2007年9月18日火曜日

自民総裁選 福田氏、拉致解決に意欲 麻生氏「対話と圧力」強調

自民党総裁選は十七日、福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長が告示後初めての地方遊説を大阪、高松両市で行った。北朝鮮による日本人拉致問題について、福田氏は「私の手で解決したい」と意欲を示した。麻生氏は「圧力なくして対話が成り立ったことは一回もない」と述べ、安倍晋三首相が進めた「対話と圧力」の対北強硬路線を堅持する考えを示した。  福田氏は、五年前の十七日に小泉純一郎前首相が訪朝したことに触れ、「残念ながらその後の進展がない」と指摘。「拉致を解決して、核もミサイルもやめたとなれば国交(正常化)ができる」と北朝鮮に問題解決を促す姿勢を示した。  麻生氏は、北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議の交渉が進展しつつあることを強調し「拉致の話が取り残されているというが、後退しているわけではない」と福田氏に反論。「一つ一つ辛抱強くやらないといけない」と述べた。  また、福田氏は、小泉構造改革を評価した上で「問題があったら十分に、丁寧に改良して問題解決に当たる」と述べ、地域間格差の解決に取り組む姿勢を強調。  これに対し、麻生氏は「地域に税源とある程度の財源も渡し、その地域を経営する感覚をもった人たちにやれる機会を与える」と述べた。  両氏の地方遊説は二十二日にも仙台市内で行う(北海道新聞 引用)

2007年9月17日月曜日

FMニセコ 解散を決議 放送、週内にも終了

【倶知安】羊蹄山麓(さんろく)の地域FM局「FMニセコ」(後志管内倶知安町)は十六日、同管内ニセコ町のホテルで株主総会を開き、会社の解散を決議した。地域FMが解散するのは異例。  総会には九人の株主が参加した。河瀬隆取締役は初年度の売上高(約五カ月)が約六百四十万円だったのに対し、未払い金だけでも約四千六百万円(十六日現在)に上ることを報告し、立て直しは難しいとして全会一致で会社の解散を決めた。  放送は早ければ週内にも終了する。法的な清算手続きをとった後、地域FMなどの放送免許を扱う北海道総合通信局に廃局届けを出すという。  FMニセコは昨年十二月にオーストラリア人らをターゲットに開局。当初から経営基盤が弱く経営陣の内紛も続いて社長不在となっていた。八月末には財政難で全従業員を解雇。元従業員らがボランティアで営業や放送に携わっていた。(北海道新聞 引用)

2007年9月15日土曜日

「船内でいじめ」海へ逃げる 釧路沖の台湾漁船からインドネシア人13人

【釧路】十四日午後二時半ごろ、釧路港沖の南東約二・七キロの海上で、台湾船籍のサンマ棒受け網漁船「チンインNo.6」(七五六トン、四十五人乗り組み)のインドネシア人男性の乗組員十三人が、負傷者を運ぶため接近した民間会社のタグボートを目がけて海に飛び込み、救助される騒動があった。  タグボートの船員らによると、海はしけていたが、船に近づくと、インドネシア人乗組員は荷物を詰めたバッグを持って次々と海に飛び込んだ。救助後、タグボートの船員が船に戻るよう促したが、「台湾人船長やフィリピン人の船員から、いじめや、殴るけるの暴力を受けた」「船に戻るくらいなら刑務所に入った方がまし」などと話して下りようとせず、通報で駆けつけた釧路海保の職員が乗組員を説得して船に戻した。  同海保は船長らから事情を聴くとともに、今後乗組員が逃げ出すような事態が起こらないよう指導した。(北海道新聞 引用)

2007年9月14日金曜日

8日に空路で釧路に 函館銃撃戦 死亡の組員

【函館】十一日未明、函館市内で長野県佐久市、指定暴力団住吉会系組員、職業不詳高成仁(こうせいじん)容疑者(52)が警察官に発砲、応射され死亡した事件で、高容疑者は八日に本州方面から飛行機で釧路入りしていたことが十三日、道警の調べで分かった。  これまでの調べで、高容疑者は九日夕、千歳市内のJR南千歳駅から出て来てタクシーに乗り、函館に向かったことが分かっている。  同容疑者は車内で乗務員に「チャカ(拳銃)を持っている」と話しており、道警は、同容疑者が飛行機で到着した八日以降、九日夕までの間に道内で拳銃を入手した可能性もあるとみて調べている。  また、北大で行われた司法解剖で、同容疑者の死因は左胸を撃たれたことによる失血死だったことが分かった。(北海道新聞 引用)

2007年9月13日木曜日

雪冷房で環境に優しく 国際メディアセンター 洞爺湖サミット

開発局は十二日、来年七月の北海道洞爺湖サミットで各国首脳の記者会見場などとして、後志管内留寿都村のルスツリゾート内に建設する「国際メディアセンター」の概要を発表した。延べ床面積一万平方メートル以上の大規模施設で、雪冷房や太陽光発電設備を備えるなど、環境への負荷を最大限に抑えた建築物にする方針だ。  同センターは、報道関係者の作業場所となる「プレスセンター棟」(鉄骨造り二階建て、床面積約七千平方メートル)と「議長・各国首脳会見場棟」(同平屋建て、約三千平方メートル)の二棟で、合計延べ床面積は約一万一千平方メートルとなる。  報道関係者は国内三千人、海外から千人が見込まれている。事業費は三十数億円で、十一月に着工し本年度中の完成を目指す。  環境を主テーマとするサミットの趣旨に合わせ、建物には環境への負荷軽減策をふんだんに取り入れる方針。道内で実績をあげ始めた雪冷房のほか、太陽光発電や風力発電設備、温暖化防止策として首都圏などで導入が進む壁面緑化の採用を検討している。  また、国際メディアセンターはサミット終了後に撤去するため、できるだけ再利用可能な建設資材を活用する。(北海道新聞 引用)

2007年9月12日水曜日

北大ファーブル募金 現金6万円とられた

札幌市北区北一○西八の北大総合博物館で、館内に保管していた募金箱が壊され、現金が盗まれていたことが分かった。北大は十一日までに札幌北署に被害届を出し、同署が窃盗事件として調べている。  北大によると、九日午前七時ごろ、一階男子トイレの個室内で、アクリル製の募金箱が壊され小銭が散乱しているのを清掃作業員が見つけた。発見当時は開館時間前で、一階の窓ガラスが割られていた。中には現金約六万円が入っていた。  募金箱は博物館で開催中の無料の企画展「ファーブルにまなぶ」にあわせて一階ホールに設置して来場者に運営協力費を募っていたもので、閉館後は館内の別の部屋で保管していた。北大は「来場者の気持ちを踏みにじる許せない行為で、大変残念だ」と話している。(北海道新聞 引用)

2007年9月11日火曜日

エゾシカ肉 池袋でハンバーグ人気 札幌の仏料理店が提供

札幌のフランス料理店「ル・プルコア・パ」が、西武百貨店池袋本店(東京)の北海道物産展「北海道うまいもの会」で、物産展向けに考案したエゾシカ肉100%のハンバーグを提供し、来店客の人気を集めている。  同料理店のオーナーシェフ、久保田豪之(ひでゆき)さんがエゾシカ肉の普及などに取り組むエゾシカ協会(札幌)の会員で、今回は「物産展でもっと道産の食材を使った料理を」との西武側の要請で出店した。  ハンバーグは阿寒の肉を使用。エゾシカは牛肉よりコクがあるといわれ、ソースには道内でとれた果樹「アロニア」を使って甘みを出した。久保田さんは「なじみのある料理でエゾシカの知名度を高めたい」と語る。うまいもの会は十七日まで。(北海道新聞 引用)

2007年9月10日月曜日

武幸騎手が全身打撲、肋骨骨折などの診断

日本中央競馬会(JRA)は、9日の札幌競馬第10レースで落馬した武幸四郎騎手が、札幌市内の病院で検査を受け全身打撲、左肺挫傷、左肋骨(ろっこつ)骨折などと診断されたと10日に発表した。当面は入院し、今週末のレースは騎乗できない見込み。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年9月9日日曜日

高波で高校生海中転落 漁師4人、磯舟繰り出し救助 広尾

【広尾】八日午後四時ごろ、十勝管内広尾町の十勝港外港区南防波堤で、台風9号による波の様子を見にきた高校三年の男子生徒(18)が港内の海中に転落、近くにいた同町内の石村政勝さん(58)ら漁業者四人の連携で無事救助された。  高校生は、同級生三人と防波堤で遊んでいたが、防波堤を越えた高波にさらわれて海中に転落。同級生らは、異変に気付き駆け付けた石村さんに助けを求め、石村さんの仲間がコンブ漁の磯舟を出し、数分後に生徒を救助した。  当時は温帯低気圧の影響で、防波堤内でも波が一メートルを越す荒れた状態で、漁業者はコンブ漁で使う約三メートルのさおで生徒をたぐり寄せ、救助したという。(北海道新聞 引用)

2007年9月8日土曜日

洞爺湖サミットのシンボルマーク募集 道民会議

道と道内経済団体などでつくる北海道洞爺湖サミット道民会議(会長・高橋はるみ知事)は、サミット開催に向けたシンボルマークを募集している。最優秀作品は、「おもてなしの心」「2008」「北海道洞爺湖サミット道民会議」などの文字と組み合わせ、北海道の魅力を世界に発信するポスターやリーフレットなどで使用する。  国のシンボルマークとは別に、「おもてなしの心」を分かりやすく表現し、道民の歓迎ムードを盛り上げる狙い。応募資格は道内在住者。コンピューターグラフィックスまたは手書きで、A4判の用紙に天地左右三センチの余白を取った範囲内にデザインすること。賞品は最優秀賞(一点)が五万円相当、優秀賞(二点)が五千円相当。  募集は二十一日まで。詳しくはホームページ(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ts/hss/symbol.htm)か、道民会議事務局(電)011・204・5096へ。(北海道新聞 引用)

2007年9月7日金曜日

勘違い?サクラ咲き誇る 恵庭の住宅

【恵庭】恵庭市柏陽町三の主婦新山和子さん(65)方で、エゾヤマザクラが咲き誇り、話題になっている。今年は後志管内岩内町や芦別市、日高管内新ひだか町などでもサクラが季節外れの花を付けているが、これほど多く咲くのは珍しいという。  新山さん方のサクラは、二十四年前に自宅を建てた際に植えたもので、高さ七メートルほど。八月末に三十-四十輪ほどが咲き、その後もどんどん開花。現在は七分咲き、二百輪以上の淡い桃色の花を付けている。新山さんは「まるで春みたい」。  昨年九月下旬にも季節外れに花を付けたが、その際は数十輪だけだったという。  苫小牧市在住の樹木医・金田正弘さん(60)は「夏の猛暑で葉が落ち、季節を混乱し、春と勘違いした可能性がある」と話している。 (北海道新聞 引用)

2007年9月5日水曜日

道産氷で東京冷やせ 沼田高生、冷房機を披露

道内生まれの氷で残暑の東京に涼風-。道内の企業や自治体、個人でつくる大規模長期食糧備蓄基地構想推進協議会が四日、国会議事堂そばの憲政記念館で「氷冷房体験会」を始めた。沼田高校(空知管内沼田町)の生徒が開発した「沼田式雪氷冷房機」二十台を会議室に設置。来年の北海道洞爺湖サミットに向けて、環境にやさしい自然エネルギーを国会議員らにアピールした。  冷房機は、漬物用のプラスチックの箱の上に氷を入れた野菜用コンテナを二つ重ねて載せて、下からファンで空気を送り込む仕組み。代々の三年生が中心となって改良を重ねてきた。氷は、冬季に外気を利用してつくった七・八トンを、帯広の施設から鉄路で移送した。  開会式で三人の沼田高生がスイッチを入れると、冷房機から約一五度の冷風が吹きだし、会議室はひんやりとした空気に包まれた。同高二年の遠藤早姫(さき)さん(17)は「雪氷を生かして暮らしている沼田の人のことを知ってもらえたら」と笑顔で話した。  体験会は六日までで、計三百人余りが来場する見込み。会場では、雪氷を活用した食糧備蓄のほか、かつて国会議事堂で行っていた氷冷房の復活構想も紹介する。(北海道新聞 引用)

2007年9月4日火曜日

8月の道内企業倒産 負債総額254億円に 大型多く今年最大記録

東京商工リサーチ北海道支社が三日発表した八月の道内企業倒産(負債額一千万円以上、私的整理含む)によると、件数は前年同月比3・8%減の五十件だったが、負債額十億円以上の大型倒産が多かったため、負債総額は同141・3%増の二百五十四億六千九百万円となり、今年最大を記録した。  大型倒産はテーマパーク運営、星の降る里芦別(芦別、負債総額七十五億円)、ホテル経営、札幌国際観光(札幌、同四十四億二千七百万円)、ガソリンスタンド経営、帯広石油販売(帯広、同十三億三千四百万円)など五件。  業種別では建設業十九件、小売業十一件、卸売業七件の順。同支社は「原油高や今後の貸出金利上昇などで経営環境は厳しく今後も月五十件前後の倒産が続く」としている。(北海道新聞 引用)

2007年9月3日月曜日

デカい!カボチャ336キロ 芦別・白井さん コンテスト3連覇

【佐呂間】網走管内佐呂間町で二日、巨大カボチャの重量を競う「パンプキンコンテスト」が開かれ、芦別市黄金の農業白井昭二さん(58)が三三六・一キロで三年連続の優勝を飾った。  町特産のカボチャにちなんだイベント「シンデレラ夢2007」の一環で、二十回目。節目の今年は道内各地から七十点が出品された。周囲四メートル近い白井さんのカボチャは七人がかりで計量ばかりに運ばれ、数字が発表されると会場からどよめきが上がった。白井さんの長男、英行さん(30)も三〇九キロで二位に入った。  五四一キロの日本記録を持つ白井さんは「六月の雨不足で成長が遅れた」と余裕のコメント。「来年はもっと大きいのを持ってきます」と笑顔を見せていた。 (北海道新聞 引用)

2007年9月2日日曜日

厚岸漁協、CMでカキの安全PR あすから全道放映 風評被害で続く低迷

【厚岸】厚岸漁協は二日から、地元産海産物を取り扱う町内港町の直売店をPRする初のテレビコマーシャル(CM)を全道放映する。狙いの中心は、ノロウイルスによる風評被害で低迷を続けている特産のカキの需要回復だ。ホテルや大手スーパーからの引き合いが減り、一-八月の水揚げ高は昨年の六割に落ち込んでおり、同漁協は「CMを見て消費者が直売店にカキを注文してくれれば」と切実だ。  CMは十五秒間で、海産物や直売店を大写しにして、加藤大将(だいすけ)店長が「安全安心、真心込めて厚岸漁協直売店から直送します」と訴える内容になっている。制作費を含めて百九十万円をかけ、十一月末まで月に十五回、北海道テレビ(HTB)で全道放送する。  CMではアサリ、サンマ、ホッキ貝など多くの海産物を売り込んでいるが、主眼はカキだ。  ノロウイルスによる食中毒多発で昨年十二月ごろから広がったカキの敬遠ムードは依然続き、今年一月-八月二十五日の同漁協の水揚げ量は二百七トンと昨年同期の三割減。水揚げ高は一億四千四百万円と同四割も落ち込んでいる。  道によると、道内では昨年、今年とカキが原因の食中毒は起きていないが、「万一、客や従業員から発症者が出ては」(札幌の大手ホテル)とリスクを回避するため、仕入れを手控えるホテルやスーパーが多い。  京王プラザホテル札幌(札幌市中央区)もその一つ。二○○四、○五年には厚岸産カキを使ったレストランフェアを二月に実施し、「ランチだけで来店客は一日平均二百人と過去最高の集客を記録した」(同ホテル)が、現在カキやアサリは仕入れていない。  風評被害による漁業者への打撃は大きく、同漁協カキ・アサリ班長の漁業丹羽(たんば)良明さん(53)は「今年一-七月のカキの水揚げ高は例年の半分。自腹を切って月一度の細菌検査を行い、水槽の海水を殺菌する施設を導入するなど衛生面には十分気を使ってきたのに」と話す。  カキは例年、産卵期が終わって身が大きくなり始める十月ごろからが実需期。CMでホテルやスーパーの動向が変わるか未知数だが、厚岸漁協の大場敏広参事補は「他の海産物を含め、消費者レベルから購買意欲が高まってくれれば」と期待を寄せている。(北海道新聞 引用)

2007年9月1日土曜日

「ルパン3世」発表40周年 モンキー・パンチ原画展を開催 浜中

【浜中】浜中町出身の漫画家モンキー・パンチ(本名・加藤一彦)さん=千葉県在住=の代表作「ルパン三世」の作品発表四十周年を記念して、「モンキー・パンチ原画展」が、町内霧多布西三の町総合文化センターで開かれている。  漫画の「ルパン三世」は一九六七年八月に雑誌で連載をスタートさせ、六九年まで連載。その後テレビ放映もされ、全国的に人気を博した。今年七月には、町内霧多布を舞台としたテレビスペシャル「霧のエリューシヴ」が放映されている。  「原画展」は昨年十一月、モンキー・パンチさんが首都圏在住の浜中町出身者で設立した「ふるさと浜中会」の初代会長に就任したことなどを契機に町が企画した。  八九年放映の初のテレビスペシャル「バイバイ・リバティー危機一発!」のPRポスターや、これに使われた峰不二子のイラストのデッサン画など、網走管内上湧別町が所蔵する二十四点を借り受けて展示した。  十一月末までで、十月十日以降は展示作品を別の二十一点に入れ替える。観覧無料(北海道新聞 引用)

2007年8月31日金曜日

中道リース 留萌の商業施設証券化 売却額17億3800万円

中道リース(札幌)は三十日、同社保有の商業施設、留萌ショッピングセンター(留萌)を証券化して売却したことを明らかにした。同社は道内と東北を中心に五十一カ所のショッピングセンターを所有しているが、保有不動産を証券化し売却したのは初めて。  同ショッピングセンターは鉄骨造り平屋で土地面積約二万五千七百平方メートル、施設の延べ床面積は約九千三百平方メートル。一九九七年に建設され、ホーマック、マックスバリュなど六店舗が入居している。  証券化は同社がショッピングセンターの土地、建物をみずほ信託銀行に信託設定し、米投資会社カーライルグループなどによる特定目的会社イチローファイブ(東京)に信託受益権を売却する仕組み。売却額は十七億三千八百万円で手数料などを差し引くと、約四億六千万円の収益が見込める。入居するホーマックなどは引き続き営業する。  証券化で、同社は三十一日にも二○○八年一月期の業績見通しを上方修正する。同社は保有資産の増加に伴って自己資本が薄くなるのを防ぐため、保有不動産の証券化を進める方針だ。(北海道新聞 引用)

2007年8月30日木曜日

通学バス横転、中学生ら12人けが トラックと衝突 網走

【網走】二十九日午前七時四十五分ごろ、網走市北浜九五の国道交差点で、トラックと、網走市教委のスクールバス=川口純司運転手(43)=が衝突した。バスが横転し、バスに乗っていた市立第四中(網走市藻琴三五)の生徒十一人全員と川口運転手の計十二人が、手や顔に切り傷を負うなどして病院に運ばれた。網走署はトラック側の信号無視が事故原因とみて、自動車運転過失致傷と道交法違反(信号無視)の現行犯で、トラックを運転していた網走管内大空町女満別西六の三、会社員斎藤孝一容疑者(51)を逮捕した。  調べによると、現場は網走市街地から約十キロ南東のJR釧網線北浜駅に近い丁字路交差点。スクールバスは青信号で、市道から国道に出て左折しようとしたところ、トラックが右から突っ込んできたとみられている。  斎藤容疑者は調べに対し、「考えごとをしていて信号を見落としてしまった」と供述しているという。  横転したバスは国道の片側車線をふさぐ格好で横たわり、運転席の窓ガラスはすべて割れて粉々に飛び散るなど、事故の衝撃を物語っていた。  バスは網走市教委が所有し、網走バスに運行を委託。事故現場近くの白鳥台小で小学生五人を降ろし、第四中に向かおうとしたところで事故に遭った。病院で手当てを受けていた第四中の女子生徒は「一瞬のことで、何が起きたのかまったく分からなかった。怖かった」と話していた。 (北海道新聞 引用)

2007年8月29日水曜日

酒気帯び事故の職員停職 札幌

札幌防衛施設局は二十八日、酒気帯び運転で人身事故を起こした同局建設部の木下英典係員(26)を停職二十日の懲戒処分にした。木下係員は七月二十五日朝、札幌市内の国道で酒気帯びの状態で乗用車を運転し一時停止中の車両に追突、乗っていた人に軽傷を負わせ、自動車運転過失致傷と道交法違反の現行犯で逮捕された。(北海道新聞 引用)

2007年8月27日月曜日

トヨタカローラ多額着服 元部長ら2人逮捕 釧路

【釧路】自動車販売業のトヨタカローラ釧路(釧路市、佐々木昭宣社長)の元役員らが約二億七千万円を着服していたとされる問題で、釧路署は二十七日、一部の着服容疑が固まったとして、業務上横領の疑いで同社元取締役部長の阿部裕司容疑者(59)と元経理課長の上梨一裕容疑者(46)の二人を逮捕した。  関係者によると、経理を含めた総務担当だった阿部容疑者と、直属の部下だった上梨容疑者の二人は、二○○○年-○六年十二月、同社の借入金返済の名目で同社名義の小切手を振り出し、着服していたという。二人は小切手振り出しの担当者だった。  着服は今年一月、釧路税務署の税務調査を受けて発覚。同社は三月に釧路署に被害を届け出て、同署は業務上横領の疑いで捜査していた。今年三月までに阿部容疑者は解任され、上梨容疑者は懲戒解雇された。(北海道新聞 引用)

2007年8月26日日曜日

ダルのお立ち台婚約発表が26億円経済効果

日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が9日の楽天戦(札幌ドーム)で、女優サエコとの婚約を表明したが、その経済効果が26億円超であると発表された。各種媒体の情報・調査分析を行っているジャパン通信社、ワイズワークスプロジェクト社、ニホンモニター社(いずれも本社・東京)が3社共同で独自で行った調査結果をこのほど発表した。 内訳は新聞・雑誌2億2291万1432円、テレビ23億1877万7772円、ウェブ7160万3400円に上ると算出し、総額26億1329万2604円になると分析。3社は「スターの資質が十分にあり、日本を代表するアスリートであると認識させる結果といっていいだろう」との見解を示している。ちなみに昨季、同じようにお立ち台で引退表明した前日本ハム新庄剛志氏の総額は約28億円超であるとし、数字上でも肉薄するほどインパクト十分だったようだ。(北海道新聞 引用)

2007年8月25日土曜日

恵庭で広がれ「食育」の輪 1日、初の「つどい」

【恵庭】市などが主催するイベント「恵庭のひとをつなぐ食育のつどい」が九月一日午前九時半から、道文教大で初めて開かれる。行政や学校、団体などが、それぞれが取り組んでいる食への関心を高める活動を披露し、市内での食育の輪を広げようという企画だ。  食生活の乱れが全国的に深刻化している中、これまで市内では、各種団体が個別に、食育や食生活の改善活動を行うことが多かった。今回は、それらの各種団体が一堂に会し、相互の連携を強化することも狙いだ。  目玉は学校給食の体験。恵庭産野菜をふんだんに使ったカレーなどを限定三百食、一食二百三十円で販売し、普段子供たちが食べている給食を大人に楽しんでもらう。  同大健康栄養学科は、調理実習を通して、食育の大切さを訴える。学生が、食材の栄養や役割を解説しながら、「ニンジンとちりめんじゃこのバターライス」などの調理法を教える。  ステージでは、小学生や農家の人などが事前に作った料理を持ち寄って意見交換する「あなたが主役・食育自慢」、管理栄養士らが食について語る「食事バランスガイド」などが企画されている。  また当日は、「第二十一回市健康まつり」も同時に開催される。市は「さまざまな視点で考えた食育に触れることができるイベント。食育について理解を深めてほしい」と話している。問い合わせは前日までが市保健センター(電)37・4121、当日はえにわ食育フェア実施本部(電)090・2875・8538へ。(北海道新聞 引用)

2007年8月24日金曜日

漫画誌チャリティー、667万円を「幸福の黄色いハンカチ基金」寄付

【夕張】小学館は22日、漫画誌「週刊ヤングサンデー」で今春行った「創刊20周年記念・がんばれ夕張チャリティーオークション」の売り上げ全額約667万円を、夕張市の「幸福の黄色いハンカチ基金」に寄付した。夕張近隣の空知管内栗山町育ちのグラビアアイドル平田裕香さん(23)が藤倉肇市長に目録を手渡した。  同誌で夕張の財政破たんを扱った漫画を掲載したのが縁で支援が実現。オークションには、あだち充氏など人気漫画家ら約40人のイラスト色紙など計56品を出品した。  同誌などで活躍する平田さんは札幌生まれで、小4から中3まで栗山町で育ち「家族で何度も夕張を訪れた」という。藤倉市長は「私も漫画は好き。感激です」と話した。寄付金は、小中学校統廃合に伴う通学用スクールバス購入などに充てられる。 (北海道新聞 引用)

2007年8月22日水曜日

小樽港6月の貿易統計 中古車輸出が好調

小樽税関支署は小樽港の六月の貿易概況をまとめた。輸出額は前年同月比17・2%増の二十二億八百万円、輸入額は同18・8%増の四十二億円となった。輸出は十七カ月連続で前年同月を上回り、輸入は四カ月ぶりに前年同月を上回った。  輸出はロシア向けの中古車を中心に好調な自動車が前年同月比38・4%増の十六億三百万円。台数も三百八十四台増の二千三百九十二台となり、輸出額全体の七割超を占めている。同支署は「(台数の増加率以上に)価格の増加率が上がっている。ロシアの高級車志向が色濃くなってきている」としている。  輸入は、主力の魚介類が前年同月比43・5%減の十一億五千万円と低調。カニが同37・3%減の五億九千八百万円、ウニが63・4%減の九千六百万円と大幅に落ち込んだのが響いた。  一方で、一九九三年のガット・ウルグアイラウンド合意に基づく、ミニマムアクセス(最低輸入量)分の輸入米の影響で、米が同4・2倍の九億八千万円、トウモロコシが同2・2倍の五億三千万円となるなど魚介類の不調をカバーした。  ただ同支署は「米の輸入増は一時的なもので、全体の減少傾向は変わらないだろう」としている。  貿易船の入港隻数は、同三十二隻減の九十隻。上半期の累計も同八十三隻減の四百十隻で、船舶入港禁止、輸入禁止の制裁措置中で、昨年は百二十五隻が入港した北朝鮮船がゼロとなった影響が如実に出ている。(北海道新聞 引用)

2007年8月21日火曜日

サンマ漁本格化、大型船が初水揚げ

北海道東方沖で大型の棒受け網漁船による「秋の味覚」サンマ漁が始まり、全国有数の水揚げ量を誇る根室市の花咲港で20日早朝、サンマが水揚げされた。道東のサンマ漁は本格的なシーズンを迎えた。 サンマ棒受け網漁で主力となる大型船は小型、中型船に続き、19日に解禁。港ではカモメの大群が舞う中、午前5時前から水揚げ作業が始まり、漁船に横付けされたトラックに次々と脂の乗ったサンマが積み込まれた。水揚げ量は小型船まで含め約1120トンだった。 道東の港では近年豊漁で浜値が低下し、水揚げ量の制限が厳しくなっている。青森県の大型船の乗組員(58)は「ことしも初日は大漁だったので早く帰ってくる船が増えたようだ」と話した。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年8月19日日曜日

国内58例目の脳死移植手術 北大で始まる

東京医大八王子医療センター(東京)で臓器移植法に基づく国内五十九例目の脳死と判定された男性から十八日午前に摘出された膵臓(すいぞう)と腎臓の同時移植手術が、同日正午から、札幌市北区の北大病院で始まった。手術終了は十九日午前零時以降となる見通し。  同法による脳死移植は国内五十八例目で、脳死患者から摘出された膵臓、腎臓の同時移植は国内三十一例目、道内二例目。膵臓と腎臓は、糖尿病の四十代男性に移植される。  脳死判定された男性からは膵臓と腎臓のほか、心臓と片肺が摘出され、東大、東北大、東京女子医科大の三病院で移植手術を実施した。  肝臓と小腸の提供遺志も示されていたが、医学的理由で断念された。(北海道新聞 引用)

2007年8月17日金曜日

苫小牧市長と顔合わせ、意見を 21日から地域懇談会

苫小牧市民が岩倉博文市長と顔を合わせて市政の課題やまちづくりについて意見を交わす「まちかどミーティング」が今年も二十一日から十一月下旬にかけて市内十九地区で開かれる。決して豊かとは言えない市の財政再建のほか、在日米軍再編に伴うF15戦闘機訓練の空自千歳基地への移転問題についての説明などが行われる。  対象は市内二十二地区八十五町内会だが、隔年での開催を希望する地区を除いた十九地区七十七町内会で開く。  前半は岩倉市長が市政の現状について説明する。  米軍訓練移転について市長は今年一月、札幌防衛施設局との間で、市民の安全対策などを列記した協定を締結した。今回、一連の経緯や訓練計画の事前通知などについて広く市民に説明する初の場となる。  このほか、ごみ減量や、市が本年度に予定している上下水道部の新庁舎建設についても取り上げる。後半は各町内会それぞれの地域要望をテーマとする。  地域住民はだれでも自由に参加できる。いずれも午後六時半(植苗地区は同七時)から二時間程度。日程と会場は次の通り。  ▽21日 音羽町地区=双葉町総合福祉会館▽23日 しらかば町地区=しらかば総合福祉会館▽9月6日 山手町地区=山手北光総合福祉会館▽11日 弥生町地区=弥生連合町内会館▽27日 旭町地区=末広町総合福祉会館▽10月2日 沼ノ端地区=沼ノ端児童体育館▽4日 錦町地区=一区総合福祉会館▽9日 美園町地区=明野柳町総合福祉会館▽11日 元中野町地区=若草町総合福祉会館▽16日 豊川町地区=桜木しらかば総合福祉会館▽30日 柏木町地区=柏木町町内会館▽11月1日 勇払地区=勇払公民館▽13日 錦岡第2地区=錦岡総合福祉会館▽15日 大成町地区=西町総合福祉会館▽16日 花園町地区=啓北町総合福祉会館▽20日 錦岡第1地区=錦西・すずらん会館▽22日 植苗地区=植苗ファミリーセンター▽27日 澄川町地区=澄川町総合福祉会館▽29日 本町地区=本町総合福祉会館(北海道新聞 引用)

2007年8月13日月曜日

条例制定に向けアンケート実施 温暖化防止 道議会民主のチーム

来年七月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に向け、「地球温暖化防止条例」制定を目指す道議会の民主党・道民連合のプロジェクトチーム(PT)が、本格的に動き始めた。道民参加の条例案作りを目指し、インターネットを活用したアンケートを実施。寄せられた回答を踏まえて原案をまとめ、来年二月開会予定の定例道議会に条例案を提案する方針。  道議自らが策定する「議員提案条例」を強化する取り組みの第一弾で、条例案作成後に道民意見を公募する一般的なパブリックコメントに先立ち、原案作りの段階から意見を募るのが特徴。  アンケートは全二十問で、国や道が今後取り組むべきだと思う温暖化防止策や、現在行っている身近な省エネ対策などを答えてもらう。  PTは、民主党・道民連合の道議十四人で六月末に発足。  北海道洞爺湖サミットで環境問題が主要テーマとなることを踏まえ、条例を制定することで、北海道で取り組むべき温暖化対策と行政や道民、企業の果たす役割を明文化したい考え。  アンケートは、PTのホームページ(HP)で九月五日まで受け付ける。HPのアドレスはhttp://so-do.jp/。問い合わせは民主党・道民連合(電)011・231・4111(内線33・151)へ。 (北海道新聞 引用)

2007年8月8日水曜日

黄色い大輪、見ごろ--北竜町「ひまわりの里」

空知管内北竜町の「ひまわりの里」で、約130万本のヒマワリが見ごろを迎えた。23ヘクタールの広大な丘陵地を埋め尽くした黄色い大輪がさわやかな夏の風に揺らいでいる。
 敷地内を自由に巡る無料のレンタル自転車が人気で、大勢の観光客が連日利用している。5月に汚泥堆(たい)肥をまき、栽培の準備を始めた。生育期の6、7月が雨不足だったため、背丈は1メートル程と例年に比べ低い。お盆のころまで楽しめるという


(毎日新聞 北海道版 引用)

2007年8月6日月曜日

空自セクハラ訴訟:女性自衛官の支援集会 人権裁判提訴で--10日・札幌

航空自衛隊の道内基地で同僚からわいせつ行為を受けたり、退職を強要されたとして国を相手取り損害賠償訴訟を起こした女性空士長(21)の支援者が10日午後6時半、札幌市中央区北2西7の「かでる2・7」で市民集会「女性自衛官はなぜ人権裁判を起こしたのか」を開く。
 集会では原告代理人の佐藤博文弁護士が「何を訴えた裁判なのか」、秀嶋ゆかり弁護士が「自衛隊内部のセクハラ・パワハラ被害の実態」と題し講演する。
 参加費は500円。申し込みは不要で、直接会場へ。問い合わせは「女性自衛官の人権裁判を支援する会」(事務局・北海道合同法律事務所、011・231・1888)。


(毎日新聞 北海道版 引用)

2007年7月25日水曜日

新得で合宿シーズン本番 20団体1000人続々

 【新得】夏本番を迎えた新得へ、道外の実業団がスポーツ合宿に訪れ始めた。十八日には関西実業団陸上競技連盟(関西陸連)の六十一人が到着し、十九日から本格的な練習を始めた。本年度は九月までの上半期に二十団体約千人が、延べ約三千二百泊滞在する見込みだ。
 町内上佐幌地区には、同陸連加盟の山陽特殊鋼・永里初監督と、大塚製薬・河野匡監督の監修で作られた芝生ランニングコースをはじめ、芝生サッカー場があり、スポーツの環境が整っている。リゾート地という特徴も生かし、商工会や町体育連盟でつくる「しんとく『スポーツ合宿の里』事業推進委員会」が合宿を誘致している。
 本年度はこれまでの宿泊施設に加え、くったり創造館(旧屈足小)も宿泊可能になった。札幌大サッカー部などが利用する予定だ。
 関西陸連の夏合宿は十二回目。佐川急便、四国電力など実業団九社の選手四十八人を含む六十一人は二十三日まで滞在し、芝生コースや町内の道路で練習する。
 永里監督は「芝コースは足腰を鍛えるのに良い。新得のコースは日本一と自負しています」と話していた。
 このほか二十七日からは道内の高校生ら三百人が参加する北海道ユースサッカー合同合宿も。八月にはヤクルト本社陸上部、トヨタ自動車陸上部などの実業団や、専修大陸上競技部、札幌圏の高校運動部の合宿が予定されている。

(北海道新聞より引用)

2007年7月17日火曜日

仕事のできる男こそ七三分け 札幌の理美容店経営者が指南本

 「できるビジネスマン」になるには、まず髪形から-。札幌市内で理容室や美容室計四店を展開する柳本哲也さん(42)=白石区=が今月、七三分けなど「堅い髪形」が仕事に与える効果を説く本「ビジ髪」を発刊した。「あいまいになっているビジネスマンにふさわしい髪形」を独自に定義し、写真を交えて紹介。髪を通して仕事への心構えも説いている。

(北海道新聞より引用)

2007年6月26日火曜日

札幌の行員殺害、時効に

一九九二年七月、札幌市中央区の銀行員小沢雄倫子(ゆりこ)さん=当時(57)=が自宅で殺害されているのが見つかった事件は、二十六日午前零時、公訴時効(十五年)が成立した。
 小沢さんは九二年七月十一日、同市中央区南四西一一の自宅で死んでいるのを、近所の人が発見。死因は鈍器で殴られたとみられる脳挫傷で、札幌中央署の捜査本部は殺害日を六月二十六-二十九日と推定、二十六日が時効の起算点とされた。
 延べ約一万八千七百人の捜査員が投入されたが、現場は住民の交流が少ない札幌都心部で、有力な情報が得られず、容疑者を特定できなかった。

(北海道新聞より引用)


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2007年6月21日木曜日

黒岳に小さな春 5合目でチシマザクラ開花

 【層雲峡】上川管内上川町層雲峡の大雪山系黒岳(一、九八四メートル)五合目付近で、チシマザクラがようやく花をほころばせ、登山客に“遅い春”を感じさせている。
 標高一、三○○メートルの黒岳ロープウェイ五合目駅近くの展望台「高松台」に群生する十数本で、例年並みの六日に開花し、今は三分咲きの状態。二センチほどの白いかれんな花をつけ、大雪山系を見晴らす眺望に、文字通り花を添えている。
 埼玉県狭山市から訪れた会社員高木雅美さんは「この時期にまたサクラを見られるとは」と驚いていた。黒岳ロープウェイを運行するりんゆう観光(札幌)は「週明けにも満開になるのでは」と話している。

(北海道新聞より引用)

2007年6月19日火曜日

札幌デリヘル

冗談なんかじゃありません。

いつだって真実は札幌デリヘルにあるんです!

いつも札幌の夜はおまかせです。

2007年6月14日木曜日

石井スタメン濃厚 やる気満々 次節10日アウエー鳥栖戦

 歴史的ゴールは道産子が決める! 札幌が98年からJリーグ通算500ゴールにあと1と迫った。FWダビ(23)が累積警告で2試合の出場停止が確実。次節、10日のアウエー鳥栖戦は、サブメンバーとして貴重な働きをしているFW石井謙伍(21)に初先発のチャンスが回ってきた。また、この日はサテライトリーグで仙台と対戦し、1―2と敗れ3連敗を喫した。  報道陣に500ゴールを問われた石井は「あー、そうなんですか」と気のない素振りを見せたが、ダビの出場停止で今季初先発のチャンスには闘志をみなぎらせた。「先発で出るチャンスがあれば、チームは6連勝中でそれを止めたくないし、チームの勝利だけを考えてやりたいです」と語った。  FW候補としては相川、西らとの競争になるが、三浦監督は「石井が(スタメンに)一番近い存在」と話した。  今季はサブで11試合2得点。そのゴールは愛媛戦での決勝ゴール、福岡戦でのロスタイム決勝弾と、値千金の働きを見せた。自身がゴールを決めた試合は現在8連勝中で「幸運を呼ぶストライカー」になっている。  今年は明確な目標設定もしている。「最低限、去年の得点(9点)は超えたい」と、念願の2けた得点を狙っている。それにはより出場数や先発出場を増やすことにかかっている。  そして、メンタル面の強化だ。「去年は出られない時が長かった。それはメンタル面が弱かったと思う」と話す。今年はそのような心と体の波をなくして、「いかに腐らず、トレーニングからやっていくか、意識の問題」と話した。  U―20日本代表でフランス遠征中のMF藤田征也にはユースの先輩として負けたくない。出場数や時間で勝利給に差をつけられているが、「間違ってもおごられるようなことはないです」と意地を見せる。  まずはここで結果を出し、500ゴールという札幌の歴史に名を残すつもりだ。

(北海道新聞より引用)

2007年6月11日月曜日

札幌で中元商戦スタート 三越、センター開設し出陣式

 夏の中元商戦が早くもスタート-。三越札幌店は一日午前、中元ギフトセンターを開設し、出陣式を行った。
 浦部保仁店長は一階売り場での出陣式で、約二百人の従業員を前に「中元ギフトは三越最大の強み。頑張って中元商戦を盛り上げよう」と呼びかけ、前年比0・9%増の売り上げ目標を達成しようと宣言。夕張メロンやタラバガニ、たらこなどを模した「中元ジャー」に扮(ふん)した社員五人は商品宣伝の口上を述べるパフォーマンスを披露し、会場を和ませた。
 道内では大丸札幌店が二十日、丸井今井も二十七日から全店でギフトセンターを開設する。百貨店各店は産地を厳選した食品などに力を入れている。

(北海道新聞より引用)

2007年6月7日木曜日

エステで観光客取り込め 全道組織の研究会発足

 エステティック(美容)産業を北海道の新たな観光資源にすることを目指す全道組織「北海道ホワイト・エステ研究会」が二十五日発足した。雪の白さや農作物の安全性など、北海道の清廉なイメージを生かしたエステツアーや化粧品などの商品開発を探る。
 研究会にはJTB北海道、札幌グランドホテルなど道内の観光、エステ業界、化粧品会社や北海道経済産業局など三十六団体が参加。今後、会合を随時開いて事業連携や情報交換などを図る。
 道経産局が昨年末から今年一月にかけ、首都圏の二十歳以上の男女約千人を対象に行ったインターネットアンケートや面接調査によると、全体の31・5%が「旅先でのエステ利用」に関心があり、旅先では普段とは違う内容や環境を求めていることが分かった。道経産局で同日開かれた設立会合では、エステの北海道ブランド化に連携していくことなどが確認された。

(北海道新聞より引用)

2007年6月6日水曜日

「市町村数300に」 道州制シンポジウムで懇談会座長 札幌

 道内の経済団体などでつくる道州制北海道ブロック協議会(会長・南山英雄道経連会長)主催の道州制シンポジウムが二十六日、札幌市内のホテルで開かれた。渡辺喜美道州制担当相や高橋はるみ知事らがパネリストとして出席。担当相の私的懇談会「道州制ビジョン懇談会」の江口克彦座長(PHP総合研究所社長)は「全国で道州の数は十二、基礎自治体(市町村)は三百を目指すべきだ」との考えを示した。
 江口氏は、最も効率的な基礎自治体の人口規模を「三十五万人から四十万人程度」とし、市町村と道州、国の役割分担を明確にする必要性を強調した。これに対し、同懇談会の鎌田司委員(共同通信編集委員)は「(基礎自治体を三百にすることは)町村会などから本当に可能なのかという疑問の声が強く出ている」と反論した。
 会場には二百五十人が訪れ、高校生が「夏は高校の授業時間を一時間繰り上げる『青春時間』を導入しては」と提言する一幕もあった。シンポジウム後、渡辺担当相は夕張入りし、藤倉肇市長らから財政再建団体の夕張市の概況説明を受けた。

(北海道新聞より引用)

2007年6月3日日曜日

5000万円の晴れ姿 35万円で貸し出し 札幌プリンスホテル

 札幌プリンスホテルは六月十日のウエディングフェアで「市場価格五千万円相当」とされる打ち掛けを展示する。貝殻を薄くした螺鈿(らでん)や金糸で富士山や松、桜を描いた佐賀錦織の作品で、同ホテルの挙式プラン利用者に三十五万円で貸し出す。
 打ち掛けは、婚礼貸衣装のプロム(札幌)が提供。四枚の織物を合わせて大きな図柄を浮かび上がらせる総絵羽で、京都の織元が手織り技法で二年かけて製作した。フェアでは、金箔(きんぱく)総手刺しゅうで永平寺傘松閣の天井絵図を描いた打ち掛けなども展示する。
 プロムによると、女優藤原紀香さんの結婚式などをきっかけに、最近は首都圏を中心に和装を選ぶ人が増えているという。同ホテルは「減少傾向の続くブライダル需要回復のきっかけにしたい」と話している。

(北海道新聞より引用)

2007年6月1日金曜日

夕張テーマに政策シンポ 札幌で来月2日

 道内の自治体職員や議員、研究者らでつくる北海道自治体学会(代表運営委員、佐藤克広北海学園大教授)の政策シンポジウムが六月二日午前十時四十五分から、札幌市教育文化会館(同市中央区北一西一三)で開かれる。テーマは「わがまちの財政は?-夕張問題に学ぶ」。
 午前は、佐藤教授と札幌国際大の吉岡宏高准教授が、財政再建団体になった夕張市のこれまでの経緯などについて報告。午後は分科会で、財政再建の具体的な手法や、行政と住民の役割分担などについて意見を交わす。
 一般参加も可能で、二十五日までの申し込みが必要。参加費は非会員千円、学生五百円。申し込み、問い合わせは〒060・0005 札幌市中央区北五西六、北海道NPOサポートセンター内の自治体学会事務局(電)011・261・1921(ファクス兼用)へ。

(北海道新聞より引用)

2007年5月31日木曜日

輪禍から児童守れ! 小2男児死亡の豊園小で全校集会

 豊平区美園の市道交差点で二十一日、市立豊園小二年の男児がトラックにひかれ死亡した事故を受け、同小は二十二日、臨時の全校集会を開き、男児の冥福を祈った。
 事故は下校時間帯に発生。横断歩道上で停止していたトラックが動き、青信号で渡っていた男児がひかれたとみられている。集会は非公開で行われ、終了後の学校側の説明によると、金田隆史校長が「こんな悲しい集会はもう開きたくない」と命の大切さを説いたという。
 下校時には、札幌豊平署員らが事故現場の横断歩道で注意を呼びかけながら児童を誘導。現場は国道36号などの抜け道でトラックなどの交通量も多く、児童たちは左右をしっかりと確かめてから道路を渡っていた。
 市内では十五日にも、北区で下校中の児童三人がダンプカーにはねられる事故があったばかり。相次ぐ事故に、札幌北署は二十二日、同署管内の全五十一小学校に登下校時の安全指導の徹底を求める要請文を出した。札幌豊平署も近く同様の文書を出す予定。

(北海道新聞より引用)

2007年5月30日水曜日

暖冬影響? 道東でエゾシカの捕獲激減 06年度 10年で最少4万頭

 道東地域(釧路、十勝、網走、根室の四管内)で二○○六年度に捕獲されたエゾシカの数は過去十年で最も少なかったことが二十二日、道のエゾシカ保護管理検討会で報告された。道東は道内全体の捕獲数の約六割を占める。山の草木が雪に覆われる冬季、エゾシカは山から下り、人家の庭木などを食べるが、この冬は記録的な暖冬で山の草木に恵まれたため、エゾシカは人里に近づかず、捕獲機会が減ったと推測されている。
 ○六年度の全道の捕獲数(速報値)は前年度比11%減の六万九千七百二十二頭。このうち、道東での捕獲数は前年度より15・8%少ない四万七百三十六頭(雄一万五千八百七十七頭、雌二万四千八百五十九頭)だった。道東で七万二千五百四十頭が捕獲されたピーク時の一九九八年度と比べると、44%減と、ほぼ半減。
 札幌管区気象台によると、昨年十二月-今年二月の道内の降雪量は平均で平年比69%と観測開始以来最少。道自然環境課は「暖冬の影響で自然死する個体も減っているとの報告もある」とし、個体数の急増を懸念している。二十二日の検討会では、四管内の本年度の狩猟期間を前年より一カ月長い十月二十五日-来年二月二十九日とする捕獲案を協議した。七月下旬の道環境審議会を経て、正式決定する。

(北海道新聞より引用)