2007年6月6日水曜日

「市町村数300に」 道州制シンポジウムで懇談会座長 札幌

 道内の経済団体などでつくる道州制北海道ブロック協議会(会長・南山英雄道経連会長)主催の道州制シンポジウムが二十六日、札幌市内のホテルで開かれた。渡辺喜美道州制担当相や高橋はるみ知事らがパネリストとして出席。担当相の私的懇談会「道州制ビジョン懇談会」の江口克彦座長(PHP総合研究所社長)は「全国で道州の数は十二、基礎自治体(市町村)は三百を目指すべきだ」との考えを示した。
 江口氏は、最も効率的な基礎自治体の人口規模を「三十五万人から四十万人程度」とし、市町村と道州、国の役割分担を明確にする必要性を強調した。これに対し、同懇談会の鎌田司委員(共同通信編集委員)は「(基礎自治体を三百にすることは)町村会などから本当に可能なのかという疑問の声が強く出ている」と反論した。
 会場には二百五十人が訪れ、高校生が「夏は高校の授業時間を一時間繰り上げる『青春時間』を導入しては」と提言する一幕もあった。シンポジウム後、渡辺担当相は夕張入りし、藤倉肇市長らから財政再建団体の夕張市の概況説明を受けた。

(北海道新聞より引用)

0 件のコメント: