2007年6月14日木曜日

石井スタメン濃厚 やる気満々 次節10日アウエー鳥栖戦

 歴史的ゴールは道産子が決める! 札幌が98年からJリーグ通算500ゴールにあと1と迫った。FWダビ(23)が累積警告で2試合の出場停止が確実。次節、10日のアウエー鳥栖戦は、サブメンバーとして貴重な働きをしているFW石井謙伍(21)に初先発のチャンスが回ってきた。また、この日はサテライトリーグで仙台と対戦し、1―2と敗れ3連敗を喫した。  報道陣に500ゴールを問われた石井は「あー、そうなんですか」と気のない素振りを見せたが、ダビの出場停止で今季初先発のチャンスには闘志をみなぎらせた。「先発で出るチャンスがあれば、チームは6連勝中でそれを止めたくないし、チームの勝利だけを考えてやりたいです」と語った。  FW候補としては相川、西らとの競争になるが、三浦監督は「石井が(スタメンに)一番近い存在」と話した。  今季はサブで11試合2得点。そのゴールは愛媛戦での決勝ゴール、福岡戦でのロスタイム決勝弾と、値千金の働きを見せた。自身がゴールを決めた試合は現在8連勝中で「幸運を呼ぶストライカー」になっている。  今年は明確な目標設定もしている。「最低限、去年の得点(9点)は超えたい」と、念願の2けた得点を狙っている。それにはより出場数や先発出場を増やすことにかかっている。  そして、メンタル面の強化だ。「去年は出られない時が長かった。それはメンタル面が弱かったと思う」と話す。今年はそのような心と体の波をなくして、「いかに腐らず、トレーニングからやっていくか、意識の問題」と話した。  U―20日本代表でフランス遠征中のMF藤田征也にはユースの先輩として負けたくない。出場数や時間で勝利給に差をつけられているが、「間違ってもおごられるようなことはないです」と意地を見せる。  まずはここで結果を出し、500ゴールという札幌の歴史に名を残すつもりだ。

(北海道新聞より引用)

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