【当別】当別町在住のギタリスト、関ヒトシさん(57)が、同町に移住してきたオーストラリアの先住民・アボリジニの木管楽器の演奏家、荒井ABO誠さん(62)とともに作曲・演奏した曲を収録したCDを二月初旬に発売する。二月十一日には当別町内で、CDの発売記念のライブコンサートを開く。
関さんは、五年前に札幌から当別町ビトエに移住。一方、荒井さんは昨年四月に、静岡県から同町弁華別に移り住んだ。
荒井さんの演奏するディジュリドゥは、シロアリが食べて内部が空洞になったユーカリの木で作る木管楽器。英語圏の人が一般に呼んでいる。しかし、笛のように穴が空いていないので、音階はない。息を吹き込むと地鳴りするようなブーンという重低音が響く。
その音色に刺激を受けた関さんが、昨年一年間かけて、自然の躍動感や大地のエネルギーをイメージする六曲を作った。「せっかくならCDを作ろう」と、「YIDA-GUITA」(読みはイダギタ)というユニット名で、初めてのCD「新天地」(税込み二千円)を発売することになった。CDには大正時代の名曲を含む全七曲を収めた。イダはディジュリドゥを指すアボリジニの言葉「イダキ」から、ギタは「ギター」からとった。
二月十一日に開くCDの発売記念ライブは、当別町元町一四○の喫茶店「紙ひこうき」で、午後四時開演。チケットは前売り、当日券ともに二千五百円。問い合わせは紙ひこうき(電)23・4005へ。またCDの問い合わせは、関さん(電)26・4851(ファクスとも)へ。
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