2008年1月1日火曜日

札幌刑務所でノロウイルス 受刑者13人から検出

札幌市東区の札幌刑務所と札幌刑務支所で十二月十一日以降、受刑者計二百五十二人が発熱や嘔吐(おうと)、下痢などノロウイルスによる感染性胃腸炎の症状を訴え、検査した三十四人のうち十三人の便からノロウイルスが検出されていたことが三十一日、分かった。いずれも軽症で、快方に向かっているという。
 同刑務所によると、発症したのは男性受刑者百九十一人、女性受刑者六十一人で、職員の発症者はいなかった。発症者は別の居室に隔離して、室内を消毒するなど感染の拡大防止に努めたが、断続的に発症者が現れた。届け出を受けた札幌市保健所などが調査したが、食事から菌は検出されておらず、排せつ物から空気中に浮遊した菌が広がった可能性が高いという。

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