2008年2月6日水曜日

夕張・うさぎ屋の名物ドーナツ 札幌でも販売

【夕張】創業七十七年を誇る夕張市内の老舗「うさぎ屋菓子店」は五日から、名物「シナモンドーナツ」の札幌での販売を始める。従来は夕張市内限定販売だったが、昨夏から首都圏の北海道物産展などで人気を集め、販路も拡大させた。同店は札幌での売り上げに期待している。
 シナモンと砂糖をまぶし、中にあんがたっぷり入ったドーナツ(一個六十円)は約四十年前に誕生し、今では夕張の「ふるさとの味」として親しまれている。だが、佐々木鉄男さん(68)ら家族三人で切り盛りするうさぎ屋では、一日二千五百個程度しか作れず、市外の百貨店など、多数の販売の申し出を断ってきた。
 しかし、札幌のコンサルタント会社がうさぎ屋に製造補助員を送るようになり増産が可能になったため、昨年十月以降、東京などの大手百貨店五店の物産展に出品。同社のネット販売でもコンスタントに売れ、人気は全国に広がってきた。
 札幌では、丸井今井札幌本店の道産食品専門店「きたキッチン」(さっぽろ地下街オーロラタウン)で五日から販売する。担当者は「観光客や札幌のみなさんに、ぜひ味わってほしい」と話している

0 件のコメント: