2007年11月9日金曜日

病院滞在わずか3分 佐賀の射殺犯 冷静犯行、ビデオで判明

佐賀県武雄市の篠田整形外科で入院患者の宮元洋さん(34)=武雄市=が射殺された事件で、現場の病室に、暴力団九州誠道会(福岡県大牟田市)系列の組関係者が以前入院していたとの情報があることが9日、分かった。  九州誠道会は指定暴力団道仁会(福岡県久留米市)から離脱した勢力で昨年5月ごろに設立され、道仁会との抗争が激化。今年8月には福岡市で道仁会会長が射殺される事件が起きた。  武雄署捜査本部は、九州誠道会の関係者を狙って病室に押し入った犯人が、宮元さんを間違えて銃撃した可能性があるとみて、過去の入院患者リストなどを調べ、情報の見極めを進めている。  捜査本部によると、病院正面玄関の防犯カメラには、犯人の男が8日午前7時39分に入ってきて、同42分に出て行く姿が写っており、犯行はわずか3分の間に実行されていたことが判明。出入りの際、男は落ち着いた様子で歩いていたという。

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