2007年8月31日金曜日

中道リース 留萌の商業施設証券化 売却額17億3800万円

中道リース(札幌)は三十日、同社保有の商業施設、留萌ショッピングセンター(留萌)を証券化して売却したことを明らかにした。同社は道内と東北を中心に五十一カ所のショッピングセンターを所有しているが、保有不動産を証券化し売却したのは初めて。  同ショッピングセンターは鉄骨造り平屋で土地面積約二万五千七百平方メートル、施設の延べ床面積は約九千三百平方メートル。一九九七年に建設され、ホーマック、マックスバリュなど六店舗が入居している。  証券化は同社がショッピングセンターの土地、建物をみずほ信託銀行に信託設定し、米投資会社カーライルグループなどによる特定目的会社イチローファイブ(東京)に信託受益権を売却する仕組み。売却額は十七億三千八百万円で手数料などを差し引くと、約四億六千万円の収益が見込める。入居するホーマックなどは引き続き営業する。  証券化で、同社は三十一日にも二○○八年一月期の業績見通しを上方修正する。同社は保有資産の増加に伴って自己資本が薄くなるのを防ぐため、保有不動産の証券化を進める方針だ。(北海道新聞 引用)

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