2007年10月10日水曜日

函館集団暴行死 家裁、2少年を逆送 成人同様の公開審理へ

【函館】八月下旬、函館市内の高校三年佐藤智也君=当時(18)=が集団暴行を受け死亡した事件で、傷害致死などの非行事実で家裁送致された同市内の十五歳から十九歳の少年七人のうち四人の少年審判が九日、函館家裁で開かれた。吉戒純一裁判官は、以前から佐藤君をいじめていた中学時代の同級生(17)=傷害致死、強要、暴力行為、恐喝未遂で送致=と中学の後輩(15)=傷害致死、強要、暴力行為で送致=を検察官送致(逆送)とする決定をした。  これを受け、函館地検は近く二人を起訴し、裁判は成人と同じく公開の法廷で審理される。ほかの十五歳と十六歳の少年二人=傷害致死で送致=については同裁判官が審理を続行し、十二日までに処分を決定する。  送致事実によると、七人は八月二十六日夜、函館市富岡町一の富岡中央公園と同市昭和町の昭和公園で佐藤君に殴るけるの暴行を加え、頭部打撲による外傷性脳浮腫で死亡させた。函館地検は刑事処分が相当とし、同家裁に七人全員の逆送を求めていた。この日審理されなかった残り三人の審判は、十日と十二日にそれぞれ開かれる。(北海道新聞 引用)

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