2007年10月22日月曜日

自民幹事長、新党大地に協力要請 次期衆院選 鈴木代表は回答留保

自民党の伊吹文明幹事長は二十日、札幌市内のホテルで新党大地の鈴木宗男代表と会談し、次期衆院選について「十二人をしっかり助けてほしい」と述べ、道内全十二選挙区での全面的な選挙協力を要請した。鈴木代表は「民主党からも依頼がある」と回答を留保したが、引き続き協議していくことで一致した。  会談の中で伊吹氏は「そう簡単に(民主党代表の)小沢一郎さんに会っちゃだめだ。安売りしちゃだめだ」と、新党大地と民主党との連携の動きをけん制。鈴木代表は「民主党には、(共同推薦候補が落選した)参院選の総括が先だと伝えてある」と応じ、小沢氏との直接会談にも当面は応じない考えを示した。  伊吹氏はその後、同ホテルで開かれた自民党道連の政経セミナーで講演し、「鈴木さんは今や新党大地代表であり政治的立場は違うが、人間・鈴木宗男と私は仲良くやっている」と、良好な関係を強調した。  一方、札幌市内の事務所で記者会見した鈴木代表は「政権が代わって政策転換がどうなるか、予算編成などを注目したい」と述べ、福田康夫内閣の政策によっては選挙協力に応じる可能性を示唆。  七月の参院選で新党大地の推薦候補が、民主党の支持母体である連合の協力が不十分で落選したとの見方を重ねて示し「連合が思い上がったことを言うなら、いつでもかじを切る」と強調した。  これに関連して、自民党道連の政経セミナーでは今津寛会長が次期衆院選の基本方針を表明。新人候補について「特別の体制づくりを資金面を通じて整える」と述べ、資金支援を強化する考えを示した。(北海道新聞 引用)

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