2007年12月4日火曜日

保護法悪用 札幌で3人逮捕 「偽造カード被害」装い詐欺容疑

預金者保護法を悪用して日本郵政公社(現ゆうちょ銀行)から補償金三千万円をだまし取ったとして、札幌中央署は三日までに、詐欺の疑いで、住所不定、無職伊勢伸彦容疑者(35)=詐欺未遂罪などで起訴済み=を再逮捕し、新たに男二人を逮捕した。また、同容疑で札幌市内の暴力団組長(53)ら男二人の逮捕状を取り、行方を追っている。昨年二月施行の同法を悪用し、実際に被害が確認されたのは道内で初めて。  調べでは、伊勢ら五容疑者は共謀し、暴力団組長が郵便局の口座に約三千万円を貯金した後の二○○五年十一月、偽造カードを作って貯金ほぼ全額を引き出した。その後、日本郵政公社に「勝手に貯金が引き出された」と虚偽の内容を届け出て、昨年二月に同公社から補償金約三千万円をだまし取った疑い。  同署によると、伊勢容疑者が計画し、組長が資金を用意。ほかの男らが東京で貯金を引き出すなど役割分担していた。  預金者保護法は、キャッシュカードの偽造や盗難による預金引き出し被害を金融機関が原則補償するよう定めている。 (北海道新聞 引用)

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