2007年12月14日金曜日

ジャズ演奏、小中生に人気 テンポの良さ魅力 スクールへの応募増加

今夏、中島公園(札幌市中央区)を中心に初めて行われた「サッポロ・シティ・ジャズ」など、季節を問わず市内各地でジャズコンサートが開かれ、今やジャズの街となっている札幌。高まるジャズ人気は、子供たちにも波及している。小中学生を対象としたジャズスクールや音楽教室もにぎわっており、「ちびっこジャズ演奏家」は大人顔負けのスイングを見せている。  札幌市芸術文化財団などが主催する「札幌ジュニア・ジャズスクール」はジャズのすそ野を広げるために二○○○年に開講。毎年四月から一年間、プロの演奏家の指導の下、トランペットやサクソホンなどの演奏技術を身に付ける。  第一期は小学生クラスのみで開講したが、第三期からは中学生にも対象を広げ、応募者数は最初の六十人から右肩上がりに増えている。現在の第八期には百三十人が応募。このうち、六十七人がオーディションで選ばれ、腕を磨いている。アルトサックスを担当する常盤小六年の菅原玄生(げんき)君(11)は「テンポの良さとパフォーマンスのかっこよさが最高です」とジャズの魅力を話す。  市内の音楽教室に通う子供たちにもジャズは人気だ。エルム楽器(手稲区)のサクソホンとトランペットの音楽教室コースでは約二十人の大人に小中学生八人が交じり、ジャズの名曲「ムーン・リバー」などを月二、三回練習している。  札幌ジュニア・ジャズ・スクールの第九期は来年四月の開講。二月二十五日まで受講生を募集している。問い合わせは同スクール事務局(電)592・4125へ。

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