2007年12月19日水曜日

米コンサル大手、札幌に拠点200人雇用 来月技術者を順次採用

米大手経営コンサルティング「ベリングポイント」の日本法人(東京、内田士郎社長)が来年一月、札幌市中央区に「北海道ビジネスソリューションセンター」を開設することが十八日、明らかになった。顧客企業向けに会計や顧客管理など、さまざまなシステムの開発を手がける国内初の拠点となる。二○一○年までに技術者約二百人を雇用する計画だ。  同社は札幌進出を機に、システム開発のほか、高い技術力を有する道内の情報技術(IT)企業とも連携する方針。当初は社員十人程度からスタートし、順次、経験者の採用を進め、○九年度からは大学新卒者も採用する。ソリューションセンターはJR札幌駅周辺のビルに置く。  ベリングポイントは現在、アジアでのシステム開発の拠点を中国の大連と上海に持つが、それらに加え、日本語で使えるシステムの開発環境が整う国内での拠点づくりを検討。複数の候補地の中から、IT関連の技術者や企業が多い札幌に決めた。  同社によると、札幌にはシステム開発で、国内でもトップレベルの技術を持ちながらも、知名度が低いIT企業が数多く存在。こうした企業と協力関係を築き、世界各国に展開する同社の顧客企業に紹介したり、システムを共同開発する方針。同社は「札幌に眠っている高い技術を、東京や海外に発信したい」としている。  同社は一九九七年設立で、資本金三億六千五百万円。国内では東京のほか、大阪、名古屋に営業拠点があり、従業員は約千人。売上高は○六年十二月期決算で約二百三十億円。  来年二月から毎月、札幌などで技術者を対象にした採用セミナーを開く予定。

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