2007年9月13日木曜日

雪冷房で環境に優しく 国際メディアセンター 洞爺湖サミット

開発局は十二日、来年七月の北海道洞爺湖サミットで各国首脳の記者会見場などとして、後志管内留寿都村のルスツリゾート内に建設する「国際メディアセンター」の概要を発表した。延べ床面積一万平方メートル以上の大規模施設で、雪冷房や太陽光発電設備を備えるなど、環境への負荷を最大限に抑えた建築物にする方針だ。  同センターは、報道関係者の作業場所となる「プレスセンター棟」(鉄骨造り二階建て、床面積約七千平方メートル)と「議長・各国首脳会見場棟」(同平屋建て、約三千平方メートル)の二棟で、合計延べ床面積は約一万一千平方メートルとなる。  報道関係者は国内三千人、海外から千人が見込まれている。事業費は三十数億円で、十一月に着工し本年度中の完成を目指す。  環境を主テーマとするサミットの趣旨に合わせ、建物には環境への負荷軽減策をふんだんに取り入れる方針。道内で実績をあげ始めた雪冷房のほか、太陽光発電や風力発電設備、温暖化防止策として首都圏などで導入が進む壁面緑化の採用を検討している。  また、国際メディアセンターはサミット終了後に撤去するため、できるだけ再利用可能な建設資材を活用する。(北海道新聞 引用)

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