2007年9月21日金曜日

きたみ東急百貨店健闘 閉店決定後、3カ月連続2けた増

北海道新聞社が二十日まとめた道内主要百貨店の八月の売上高は、前年同月比3・7%減の百八十四億七千八百万円だった。昨年閉店した丸井今井釧路店を除く既存店比較では同0・1%増。このうち、きたみ東急百貨店は十月末閉店を発表してから三カ月連続で二けたの伸び率を記録。閉店を惜しむ地元市民の来店が急増しているようだ。  きたみ東急の閉店発表は五月十一日。「特別なセールなどはまだ行っていない」(同店)が、売り上げは六月が前年同月比11・2%、七月が同12・0%、八月が同14・2%と大幅な伸びが続く。  八月は来店客数が前年より一割増え、同67%増の家庭用品、同45%増の紳士服など各部門とも軒並み売上高が急伸した。閉店後は日本百貨店協会加盟店が北見から消えることもあり、商品券の利用も増えているという。  同店は「閉店を惜しむお客さまが積極的に来店されているようだ」とみるが、撤退が決まった百貨店が、閉店セール以外で売り上げを急増させるのは異例だ。  一方、七月に三十九カ月ぶりに前年実績を下回った大丸札幌店は同8・6%増に回復。道内一番店の丸井今井札幌本店との差は約九千三百万円と、初めて一億円以下に迫った。猛暑で日傘や帽子、Tシャツなどの夏物が好調だったほか、食品も同8%伸びた。  丸井今井の札幌本店は衣料品は堅調だったものの、食品売り場改装で同部門が大幅減収になったのが響いた。函館、旭川両店は食品などの催事が好評で、二月以来半年ぶりにプラスに転じた。(北海道新聞 引用)

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