2007年9月18日火曜日

自民総裁選 福田氏、拉致解決に意欲 麻生氏「対話と圧力」強調

自民党総裁選は十七日、福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長が告示後初めての地方遊説を大阪、高松両市で行った。北朝鮮による日本人拉致問題について、福田氏は「私の手で解決したい」と意欲を示した。麻生氏は「圧力なくして対話が成り立ったことは一回もない」と述べ、安倍晋三首相が進めた「対話と圧力」の対北強硬路線を堅持する考えを示した。  福田氏は、五年前の十七日に小泉純一郎前首相が訪朝したことに触れ、「残念ながらその後の進展がない」と指摘。「拉致を解決して、核もミサイルもやめたとなれば国交(正常化)ができる」と北朝鮮に問題解決を促す姿勢を示した。  麻生氏は、北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議の交渉が進展しつつあることを強調し「拉致の話が取り残されているというが、後退しているわけではない」と福田氏に反論。「一つ一つ辛抱強くやらないといけない」と述べた。  また、福田氏は、小泉構造改革を評価した上で「問題があったら十分に、丁寧に改良して問題解決に当たる」と述べ、地域間格差の解決に取り組む姿勢を強調。  これに対し、麻生氏は「地域に税源とある程度の財源も渡し、その地域を経営する感覚をもった人たちにやれる機会を与える」と述べた。  両氏の地方遊説は二十二日にも仙台市内で行う(北海道新聞 引用)

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